クールビズにおける服装の選び方!メンズのおしゃれな着こなしからクールビズに関するマナーを解説
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施行から10年以上が経過したクールビズ。すっかり定着した感がありますが、一方でこの時期、ルールやマナーにマッチした着こなしに不安を持つ人も多いようです。そこで改めて、現在のクールビズ時にふさわしい服装の選び方をご紹介します。
- クールビズ(COOL BIZ)とは?
- クールビズはいつからいつまで?
- 男性はクールビズでどんな服装をすればおしゃれ?
- クールビズにおける注意点とマナー
- クールビズ時のおすすめコーディネート
- クールビズに最適なORIHICAおすすめアイテム
クールビズ(COOL BIZ)とは?
クールビズ(COOL BIZ)とは、夏の間は衣服の軽装スタイルを推奨するキャンペーンのことです。
環境省が中心となって2005年から始まり、夏場の冷房使用による電気の使いすぎや二酸化炭素の排出を抑制するなどの環境対策を目的としたものです。
夏場の冷房使用時の気温を28度にしても快適に過ごせる服装として、基本的にはノーネクタイ・ノージャケットが推奨されています。
また、6月1日からは「スーパークールビズ」として、ポロシャツやアロハシャツでの勤務をOKとする企業もあるようです。
環境省のガイドラインによると、TPOに応じた節度ある着用であれば、無地のTシャツやジーンズも可能と設定されています。
クールビズはいつからいつまで?
2005年当初のクールビズ期間は6月1日~9月30日の4か月間が想定されていました。
しかし、2011年および2012年は東日本大震災の影響による電力不足が懸念され、5月1日~10月31日までの期間、実施されています。
2021年からは環境省からのクールビズ実施に向けた一律の呼びかけは廃止され、企業や個人の自主的な判断に実施をゆだねることになりました。
理由としては地球温暖化により、実施期間がなじまなくなったためとしています。
結果として、現在では一定の期間に定まっておらず、企業や地域によって実施期間は異なります。
そのため、自分の会社ではいつからいつまでの期間に設定されているのかを確認しておきましょう。
なお、呼びかけ廃止以降は気温が高くなりがちな「5月1日~9月30日」がクールビズが推奨される期間となっています。
男性はクールビズでどんな服装をすればおしゃれ?
先述した通り、環境省のガイドラインによって服装にはある程度の定義がありますが、男性のクールビズの基本はノーネクタイ・ノージャケットになります。
涼し気な色合いや素材を用いたワイシャツやパンツを着用すると、夏でも快適かつ季節に合った着こなしになります。
アイテムを選ぶ際は次のようなポイントを押さえることを心がけていきましょう。
ワイシャツやパンツは涼しげな素材で選ぶ
ワイシャツは清涼感のあるリネン素材や、吸汗速乾性に優れた素材のものがおすすめです。
最近注目されている素材としては、高い吸水速乾性の「クールマックス®」が挙げられます。
汗でベタつく季節でも、サラサラの肌触りが持続でき、さらに家庭用洗濯機での洗濯が可能なので、クリーニング屋に行く手間も省けます。
また、ワイシャツのシワやヨレが気になる場合には形態安定加工のほうがいつでもすっきりとまとまります。
パンツもウォッシャブルのドライ素材のものを選ぶと便利ですが、単品で用意しておいた方が良いでしょう。
夏用スーツのパンツのみを使用していると、都度の洗濯やクリーニングで色合いが変わり、ジャケットと合わせた際に色味が異なってしまう可能性があります。
ホリゾンタルカラーやワイドカラーなど襟の形状でおしゃれを演出!
例えば、ホリゾンタルカラーやワイドカラーは襟が大きく広がっているため、ノーネクタイでもバランスがとりやすく、だらしなく映ることがありません。
商談などのシビアなビジネスシーンでも問題なく着用できるでしょう。
特に襟の角度が120度前後のワイドカラーはVゾーンがすっきりとした印象になります。
逆にきっちりとした見た目にしたい場合はボタンダウンのシャツがおすすめです。
襟の先を留める形になっているので、襟が立ち、よりスマートな印象を与えてくれます。
夏に適した色やデザインがおすすめ
色に関しては、基本の白ワイシャツだけではなく、薄いブルーなどの涼しげな色を選ぶとよりおしゃれになります。
少し個性を出すならあえて濃色のネイビーのシャツを選んでみたり、ストライプなど柄のあるものを選んでみても良いでしょう。
ジャケットやパンツも同様に、青や白寄りの寒色系に変えてみると、上着を着ていても涼しげな印象を与えます。
黒や濃い暖色系は、見た目にも暑い印象を受けやすいので、人と会う機会が多いのであればおすすめできません。
また、ワイシャツの柄も派手だと目立ちすぎてしまうため、細いストライプや細かなチェック柄などを選ぶことをおすすめします。
ポロシャツという選択肢もアリ
ワイシャツだけではなく、ポロシャツも選択肢に加えると着こなしの幅が広がります。
特にここ数年では「ビズポロ」も一般化してきています。
通気性に優れたポロシャツの素材を使っていながら、台襟付きのボタンダウンが主流となっています。
前開き仕様のものなら見た目は普通のワイシャツと変わりませんが、着心地が快適で、見た目にもオシャレです。
ただ、必要に応じてネクタイも締めることもできますが、印象としてはワイシャツの方が良くなりますため、オフィスカジュアル寄りのアイテムとして活用しましょう。
また、会社によってはポロシャツは不可とされている場合も少なくありません。
クールビズにポロシャツを取り入れる場合は一度確認した方が無難かと思われます。
クールビズにおける注意点とマナー
クールビズではシャツスタイルになるため、それに伴ったビジネスマナーに気を付ける必要があります。
暑いからと中にインナーシャツを着なかったり、風通しが良い大きめのシャツを選ぶのはNGです。
また、客先や会食時など、TPOによっては身だしなみとしてジャケット・ネクタイの着用が必要になることもあります。
それではクールビズにおいて、どのような注意点・マナーがあるのかを解説していきます。
ワイシャツの下にはインナーを着用する
暑い季節は素肌にワイシャツを着たいと思ってしまう方もいるかもしれませんが、ワイシャツの下には必ずインナーを着用するようにしてください。
着用しないとワイシャツが直接汗を吸ってしまうため、汗ジミが目立ち清潔感のない印象になってしまいます。
なお、ランニングシャツ、丸首形状のインナーなどはNGです。
クールビズでは一番上のボタンをあけるため、丸首のインナーだと首元から見えてしまいます。
また、ワイシャツからある程度は透けてしまうため、ランニングシャツは悪目立ちしがちです。
首元や透けてしまうことに配慮すると、Vネックの白いインナーを着用するのが良いでしょう。
また、ベージュやグレーのインナーも肌なじみが良く、おすすめです。
一見透けて目立ってしまいそうですが、肌の色に近いインナーは最も透けにくく、ワイシャツのインナーとして重宝します。
大きめのサイズだとだらしなく見えてしまうので注意
大きめのワイシャツやポロシャツを着ると、だらしなく見えてしまいます。
ジャケットが無い分大きさが目立ち、サイズに余裕がありすぎると、首元のボタンひとつ外しただけでもシルエットが大きく崩れてしまいます。
逆に体型ギリギリの小さいサイズでも、ワイシャツが張ってしまうので、よろしくありません。
クールビズで着るためのワイシャツやポロシャツは自身の体型にジャストのものを選ぶようにしてください。
もしものためにジャケットやネクタイも用意する
会社によってはクールビズを採用していない場合もあります。
そのような会社への訪問時に印象が悪くならないよう、マナーとして、ジャケットやネクタイも用意しておきましょう。
外出時にジャケットを着用せずに持ち運びたいという場合は、シワになりにくい素材がおすすめ。
夏場だけでなく、出張の時などもシワを気にせず持ち運びできるので便利です。
そして、汗をかいてもすぐに洗えるようにウォッシャブルのジャケットを選んでおくとさらに万全です。
クールビズ時のおすすめコーディネート
クールビズ時におけるアイテムの選び方や注意点・マナーについて解説したところで、実際に合わせてみないとイメージがわきにくいこともあるでしょう。
そこで、いくつかおすすめのコーディネートをご紹介しますので、参考にしてみてください。
シャツスタイル
クールビズを象徴するようなノータイシャツスタイル。 シャツは白またはブルーが一般的で、ストライプやチェックなどの柄ものにすればアクセントに。
パンツはグレーが基本ですが、今回はネイビーにして涼しげな印象を演出しました。
ノータイシャツスタイルの時はチェックやストライプなどの柄シャツもおすすめ。
こちらは、通気性の高いカラミ織り生地ワイシャツを取り入れたコーディネートです。
少し強めのロンドンストライプ柄がコーディネートのアクセントになります。
ビズポロスタイル
こちらはビズポロを取り入れたスタイリングで、シャツスタイルよりややカジュアルな印象になります。
色は白やブルー、もしくは写真のようなネイビーが選択肢としてふさわしいでしょう。
足元はローファーでより軽快な雰囲気を出しています。
上からかぶるプルオーバータイプのビズポロなら、よりカジュアルかつスポーティーな装いになります。
ORIHICAのビズポロはドレスシャツ工場で作られているため、セットアップのインナーとしても違和感がなく、さわやかな印象になります。
ジャケットスタイル
ネイビージャケットにグレーのパンツという定番のジャケパンスタイルです。
ネイビーは合わせやすいため、ジャケットのカラーバリエーションとして用意しておきたいもののひとつです。
パンツやシャツは明るめの色を選ぶと夏らしく爽やかな印象になります。
ジレスタイル
ジレを羽織ったスタイルです。
シャツ1枚のスタイルよりも正装感が増し、ノータイでもドレッシーな雰囲気に。
ジレの色はグレーやネイビーがおすすめ。
リネンなどの涼しい素材のものを選びましょう。
【ORIHICA】クールビズに最適なおすすめメンズアイテム
ORIHICAでは、夏にぴったりの涼しい素材を用いたワイシャツや、オフィスカジュアルでも使いやすいビズポロ、夏向けのウォッシャブルスーツなど、さまざまなシーンで使いやすい商品が揃っています。
人気の商品をいくつかピックアップして紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
ウォッシャブルストレッチスーツ
自宅で洗濯できる「ウォッシャブルスーツ」はクールビズとなる夏場に便利なアイテムです。
ORIHICAでも数多く取り揃えており、夏に最適な「高通気」「接触冷感」機能を持つスーツもあります。
デザインも、ネイビーや茶などのカラーバリエーションを持つスーツや、ストライプ柄やスリーピースといった柄・形状で展開されているため、シチュエーションに合ったスーツ選びができます。
メンズビジネスジャケット
ORIHICAでは、ジャージー生地やデニム調といったカジュアルに使えるものから、セットアップでビジネス使いができるものまで取り揃えています。
多くが家庭用洗濯機で洗うことができるため、汗をかきやすい季節でも清潔に保つことができます。
ある程度の身だしなみが必要となったときに便利なビジネスジャケットになります。
パンツ・スラックス単体
オフィスカジュアル用にも履けるパンツが欲しい・クールビズのためにスラックスのみが必要という人向けに、各種単品での販売も行っています。
ジャケットと合わせることも可能なセットアップ商品や、高通気生地で作られた夏向けのパンツが数多くあります。
「ビジカジパンツ」であれば、ビジネス・普段使いの両方で活躍します。
履きやすく使い勝手も良いため、一本用意しておくと便利でしょう。
スーパークールノンアイロンシャツ
涼しいだけではなく軽やかな着心地で、アイロンがけをしなくてもきれいな形を保ってくれる「スーパークールノンアイロンシャツ」もクールビズにはおすすめです。
ORIHICAのワイシャツは通常のワイシャツと違って、肩回りの生地が2枚ではなく1枚である「一枚ヨーク」仕様になっているため、熱を逃がしやすい構造をしています。
ジャケットを着る機会が多いために、夏でも長袖のワイシャツが欲しいと考えている人にはぴったりです。
半袖ワイシャツ
上着を着る機会が滅多にないのであれば、半袖のワイシャツも良いでしょう。
ORIHICAの半袖ワイシャツは、クールビズにぴったりの色・デザインで展開されています。
ボタンダウンであれば、ワイシャツ単体でもきれいなシルエットとなり、きっちりとした身だしなみにすることができます。
また、半袖のスーパークールノンアイロンシャツもあり、これであれば涼しいうえにお手入れも簡単でおすすめです。
ビズポロシャツ
ORIHICAのビズポロシャツはプルオーバー・前開きの両方で展開されています。
デザインも幅広く、さまざまなカラーバリエーションから襟の形状があり、ビジネスからカジュアルまで活用可能なラインナップとなっています。
また、ポロシャツにも形態安定加工が施されていたり、消臭機能を持つものがあるので、ビジネスシーンにもよりぴったりです。
会社のルールに準じた着こなしを
クールビズでのアイテム選びは業界や会社によってどこまで許されるかが違ってきます。
ここに挙げた一般的な選び方を参考にしながら、ご自身の会社でのルールを考慮して、この夏の着こなしを考えましょう。
また、こちらのページでは、ORIHICAスタッフのクールビズコーデを多数掲載しています。
スタッフの着こなしも参考にして自分にあったコーディネートを探してみてくださいね。
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