チノパンとは?ビジネスカジュアルに合う種類の選び方やデニム・スラックスとの違いを解説
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チノパンはどのようなシーンでも履きやすいアイテムとなっています。
カジュアルシーンはもちろん、ジャケットと合わせたジャケパンスタイルでビジネスシーンに着用することも可能です。
今回はチノパンとはどういうものか、種類や合わせ方を中心に、ビジネスシーンでの活用方法について解説していきます。
- チノパンとは?
- チノパンの種類
- チノパンはビジネスシーンで履いてもいい?ビジネス向けチノパンの選び方
- チノパンに合わせるのに最適なアイテムは?
- チノパンを使ったおすすめコーディネート4選
- チノパンに合わせやすいORIHICAのビジカジアイテム
チノパンとは?
チノパン(チノ・パンツ)とは、もともとイギリス陸軍の作業着として使われていた歴史を持つ、チノ・クロスと呼ばれる綿やポリエステル混紡などの生地を使ったパンツです。
「チノ」の由来は中国(英語のChinese、スペイン語のChino)とされており、生地は厚手で丈夫なのが特徴です。
かつては学生などが履いているというイメージも強かったのですが、最近ではビジネスカジュアルのコーディネートにも組み入れられています。
チノパンの種類
「チノ・クロスで作られたパンツ」がチノパンになりますが、形状は特に定まっていません。
そのため、形によるバリエーションが多く存在します。
では、チノパンの主な種類について、詳しく見ていきましょう。
ストレートタイプ
足首までまっすぐな形状のストレートタイプは基本の形となっています。
ジャケットなど羽織るアイテムの形状も問わず、カットソーに合わせるだけでもバランスが取れるため、一本あるとコーディネートの幅を一気に広げられます。
全体的にボリューム感をまとめればIラインを、大きめのトップスを合わせるとYラインを作れるので、チノパンの入門としてもまずはストレートタイプから合わせてみると良いかもしれません。
テーパードタイプ
徐々に細くなっていくテーパードタイプはチノパンの中でも人気です。
シルエットも綺麗に見えることから、ビジネスシーンでも違和感なく履くことができます。
細身のチノパンを履くときは、キレイめな印象につながるコーディネートがおすすめです。
ただし、テーパードタイプのチノパンを履くときは、トップスのサイズ感にも気を付けましょう。
細身なシルエットとなるテーパードのチノパンに対して、オーバーサイズのトップスやシルエットが大きめのジャケットを着ると、アンバランスに見えることがあります。
Yラインを意識しながら適度なバランスを保つことがテーパードタイプのチノパンを履きこなすコツになります。
ワイドタイプ
脚の部分が大きく広がったワイドタイプのチノパンもあり、昨今のトレンドにもなっています。
大人らしさを残したまま、カジュアルに寄せてコーディネートができるため、男性・女性問わず取り入れられることが多いです。
ただ、長すぎると足首でだぼついてしまうため、裾丈は足の長さに丁度ぴったり合うものか、少し短めで足首が見える程度がベストです。
また、体型に合わない広さのものも似つかわしくないため、ワイドタイプのチノパンを購入する際は試着したうえで体とのバランスを確かめるようにしましょう。
カーゴタイプ
側面にポケットがついたカーゴパンツタイプのチノパンは、カジュアルシーンにより適しています。
パーカーなどカジュアルアイテムとの相性が非常に良く、ストレッチ性の高いチノパンであれば、履きやすさも抜群です。
ワイドパンツほどではなくても、ボトムスの方にボリュームを持たせたいというカジュアルスタイルのときに使いやすいでしょう。
チノパンはビジネスシーンで履いてもいい?ビジネス向けチノパンの選び方
チノパンは本来、カジュアルなイメージがあるアイテムです。
しかし、ビジネスカジュアルのボトムスとして、最近ではスラックスと並ぶくらいよく用いられています。
ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルをOKとしている企業では、多くの場合、チノパンの着用も認められていることが多いようです。
ただし、規則は企業によって異なるので、中にはチノパンはNGというケースもあるかもしれません。
心配な場合は、人事などに確認しておくと良いでしょう。
では、ビジネスシーンで履くチノパンはどのようにして選べば良いのか、ポイントを4つ挙げて説明します。
細身なシルエットのチノパンを選ぶ
ビジネスシーンでは、基本的にすっきりとした印象を与えるスマートなシルエットが主流です。
特にカジュアルなアイテムは、大きめなサイズだとカジュアル感が出すぎてしまう傾向があります。
そのためチノパンも、ややシャープに見えるシルエットのものも選ぶのがおすすめです。
最近はスリムでもストレッチが効いたパンツが多いので、履き心地も問題ないでしょう。
ベージュ・ネイビー・黒などの色をチョイス
チノパンといえば、定番の色はベージュです。
ネイビーのジャケットなどとよく合い、最も使いやすい色になります。
他にも、黒いチノパンはどのような色にも合わせやすく、ビジネス感も増すので非常に便利です。
また、ネイビーやカーキなどの色も持っているとバリエーションがさらに広がります。
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裾丈はワンクッションまたはハーフクッションの長さを目安に
裾丈の長さはワンクッションかハーフクッションを目安にすると良いでしょう。
ワンクッションは靴下が見えないくらいの長さになります。
通常のスラックスと同じくらいと考えて間違いありません。
ハーフクッションだと少し靴下が見えるくらいで、細いシルエットのチノパンならまったく違和感はありません。
カジュアル度が増して、おしゃれな雰囲気になります。
素材は綿よりもポリエステル混紡がおすすめ
素材は綿100%よりも、ポリエステル混紡のほうがシワになりにくく型崩れもしにくいため、ビジネスで着るのに向いています。
汗を吸収して乾きやすいのも特徴で、ストレッチが効くのもポリエステル混紡タイプです。
チノパンに合わせるのに最適なアイテムは?
チノパンをビジネスシーンで用いる際、どのようなジャケットやシャツを選ぶのが良いのでしょうか。
ただジャケットやワイシャツを合わせるだけではなく、チノパンの形状や色も踏まえたうえで、ぴったりの選び方を解説していきます。
ジャケットと合わせてジャケパンスタイルに
チノパンをテーラードタイプのジャケットと組み合わせると、いわゆるジャケパンスタイルになります。
ジャケットもチノパンと同様、ややスリムなものを選びましょう。
着丈もやや短めのものが主流です。 全体的にすっきりとした印象になるよう、着こなしを意識してみてください。
色はチノパンと同色にするとスーツのようになってしまうので、別の色にしてメリハリをつけるのが基本です。
最初の1枚なら、ネイビーか濃いグレーのジャケットを選ぶとベージュのチノパンに合わせやすいでしょう。
襟付きシャツでビジネス感をアップ
襟付きのシンプルなワイシャツは、タックインして着るのが基本です。
タックアウトして着たいときは、裾を出しても違和感のない短めの着丈のシャツを選んでください。
色は白やブルー、グレーなどが使いやすく、薄いピンクやチェックなどであれば、個性がより際立ちます。
ビジネスカジュアルシャツなら、カラーバリエーションが豊富で選ぶ楽しみがあります。
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ポロシャツも選択肢に入り、オフィスカジュアルやクールビズなどに活用できます。
テレワークなどでよりカジュアルに着こなす場合は、無地のTシャツやカットソーを組み合わせる方法もあります。
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革製のベルトや靴など同系統で統一感を
ベルトと靴は革製品を選ぶと、ビジネススタイルにより近づきます。
黒かブラウン系が定番ですが、ベルトと靴は同系色で統一しましょう。
そのほか、カジュアルに着崩すときはスニーカーも組み合わせられます。
合わせやすいのはローテクスニーカーです。
最近は革のスニーカーもあるので、好みに合わせて選んでみましょう。
チノパンを使ったおすすめコーディネート4選
最後にチノパンを使ったおすすめのコーディネートをご紹介します。
チェックシャツ×チノパン
カジュアルシャツの定番でもあるチェックシャツとチノパンの相性は抜群です。
ベージュのチノパンと合わせると落ち着いた大人な雰囲気に。
白カジュアルシャツ×チノパン
白のカジュアルシャツをタックアウトしたコーディネートです。
オフィスカジュアル、テレワーク、休日などどんなシーンでも活躍します。
ブルー系ワイシャツ×チノパン
チノパンにワイシャツを合わせた定番のビジネスカジュアルスタイルです。
ブルーにベージュを合わせると涼しげな印象になります。
黒カットソー×カーキ色のチノパン
パンツの色が主役となるので、他のアイテムはベーシックな色で合わせるのがポイント。
明るい色味のパンツはネイビーのジャケットが合わせやすく、ブラックとカーキのコーディネートは大人な印象を与えます。
チノパンに合わせやすいORIHICAのビジカジアイテム
チノパンはジャケットや襟付きシャツと合わせて、ビジネスカジュアルコーデに組み込むことができます。
また、結婚式の二次会やちょっとしたパーティーなど、カジュアルシーンにおいても大人らしさが必要なときにも便利ですので、ビジネス・カジュアルともに使いやすいアイテムを持っておくことをおすすめします。
今回は、チノパンとチノパンに合わせやすい、ビジネスシーン・カジュアルシーン両方で使えるアイテムを中心に紹介していきます。
スマートビジカジパンツ
ORIHICAで展開するスマートビジカジパンツでは、ほどよいドレス感がありつつも履き心地が快適な、ビジネス・カジュアルともに適したチノパンのラインナップもあります。
ストレッチ性のある素材に加え、着用感も非常に良くなっています。
カラーバリエーションも一通りあり、ベージュや黒などの基本から、オフホワイトやカーキなどカジュアルシーンでより履きやすい色も取り揃えています。
メンズビジネスジャケット
ORIHICAでは、ジャージー生地やデニム調といったカジュアルに使えるものから、セットアップでビジネス使いができるものまで取り揃えています。
多くが家庭用洗濯機で洗うことができるため、汗をかきやすい季節でも清潔に保つことができます。
チノパンとの相性も良く、ある程度の身だしなみが必要となったときに便利なビジネスジャケットになります。
ビジカジシャツ
ワイシャツよりもカジュアル感があり、リラックスしたシルエットでありながらも整った印象を与えるビジネス・カジュアル両方で使いやすいシャツです。
ジャケットの中に着るのはもちろん、夏場のクールビズなどはカットソーの上に一枚羽織るためのシャツとして使うこともできます。
また、一部シャツには形態安定加工が施されており、手入れがしやすいものもあります。
ビジネスカジュアルコーデにチノパンを取り入れる際、キレイめなワイシャツを合わせることで、しっかり感を持たせることができます。
ビズポロシャツ
ORIHICAのビズポロシャツはプルオーバー・前開きの両方で展開されています。
デザインも幅広く、さまざまなカラーバリエーションから襟の形状があり、ビジネスからカジュアルまで活用可能なラインナップとなっています。
また、ポロシャツにも形態安定加工が施されていたり、消臭機能を持つものがあるので、ビジネスシーンにもよりぴったりです。
あらゆるシーンで活躍するチノパンは持っておくと非常に便利!
チノパンはビジネスカジュアルスタイルでとても使いやすいアイテムです。
シーズンも特に限定されないので、年間通して履くことができます。
今回紹介したアイテムのように、組み合わせによっては、ビジネスシーンとプライベートの両方で着用できるでしょう。
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