ジャケットの上にはどんなコートが似合う? ジャケパンスタイルにおすすめのコート
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ジャケパンスタイルにはどんなコートが合うのでしょう。
ビジネススーツに合わせるコートとはどのような違いがあるのか、どんな種類のコートを選ぶのが正解なのか、よく分からない人もいるでしょう。
そこで、ジャケパンスタイルにおすすめのコートの種類と、実際のコーディネート例をご紹介します。
- コートは何月頃から準備をすれば良い?
- ジャケパンスタイルにおすすめのコート
- ジャケットにコートを合わせるときの選び方
- ジャケパンとコートをコーディネートするときのポイント
- ジャケパン+コートのおすすめコーディネート ~ビジネス編~
- ジャケパン+コートのおすすめコーディネート ~プライベート編~
- ジャケパンスタイルに合うORIHICA(オリヒカ)のコート
コートは何月頃から準備をすれば良い?
地域にもよりますが、例年、東京で冬物のコートを着る人が多くなるのは、11月の半ば以降です。
ただし、コットン素材のジャケット感覚で着られるコートなら10月の終わり頃からでも違和感はないでしょう。
12月に入って本格的に寒くなってきたらダウンコートやキルティングコートなどが活躍し始め、その後、2月いっぱいまでは、ずっとコートのお世話になる、というのが一般的ではないでしょうか。
薄手のものなら春近くまで着ることもできます。
お店で冬物コートが売られるようになるのは9月〜10月頃からで、早めに購入すれば、その年のトレンドを押さえた、自分の好みに合った一着が確実に手に入るでしょう。
社会人になりたての時期などは、通勤時に必要なコートをこの時期にしっかりと準備をする必要があります。
ジャケパンスタイルにおすすめのコート
ビジネススーツに合わせるコートは、デザインや素材がある程度限られます。
しかし、最近は会社員でも日常的にジャケパンスタイルを着こなしている人が増えています。
スーツよりもバリエーションが豊富な、ジャケパンスタイルにおすすめのコートについて説明します。
ステンカラーコート
ステンカラーコートは後ろ襟が高く、前襟が低く折り返しているのが特徴のコートです。
首元までボタンを止められるシンプルな形の定番コートであり、ビジネススタイルとの相性も抜群です。
素材はコットン、ウール、ナイロンなどがありますが、少しカジュアル感のあるコットンのステンカラーコートが、ジャケパンスタイルに合わせやすいでしょう。
トレンチコート
トレンチコートはもともとレインコートの一種で、ダブル仕立てでケープバック(背おおい)がついており、本来はベルトを締めて着るようにできているという特徴があります。
ステンカラーコートと同じく、ビジネスマンに愛用されてきた歴史がありますが、カジュアルに着崩すこともできます。
トレンチコートをジャケパンスタイルに取り入れると、スタイリッシュなビジネススタイルを演出できるでしょう。
チェスターコート
チェスターコートは、簡単に言えばテーラードジャケットの着丈を伸ばしたデザインのコートです。
ステンカラーコートは後ろ襟が立っていますが、チェスターコートは後ろの襟も、前の襟も寝ています。
また、襟元がV字に開いているのが特徴です。
チェスターコートは数年前に爆発的に流行し、その後、冬に欠かせないアイテムとして定着しました。
カジュアル、ビジネスを問わず、様々なファッションと相性がよく、ジャケパンスタイルにもすんなりと合わせられます。
ニットなどの上から通常のジャケットの代わりにチェスターコートを羽織るといった着こなしも良いでしょう。
ダッフルコート
前をボタンではなくトグルで留めるデザインが独特なダッフルコート。
ダッフルコートは、以前は学生がよく着ていたイメージがありますが、ビジネスマンがあえてジャケパンスタイルに合わせる着こなしも見られます。
光沢感のあるビジネススーツよりは、起毛素材のジャケットやパンツの方が相性は良いでしょう。
ダウンコート
ダウンコートは詰め物としてダウンフェザー(羽根毛、羽毛)が使われているコートで、防寒性が高いのが特徴です。
カジュアルなダウンジャケットが良く知られていますが、最近はビジネススタイルにも合うようデザインされたダウンコートも増えています。
キルティングコート
キルティングコートは中綿が詰められ、キルティング加工されたコートです。
もともとは乗馬愛好家たちの要望から作られたのがこのコートの始まりです。
ここ数年、ビジネススタイルにもカジュアルにも着こなせるタイプのキルティングコートが増え、きれいに着こなせるアウターとして人気を集めています。
ジャケパンスタイルには、薄く軽く、細身のシルエットのすっきりとしたタイプが良く合うでしょう。
ピーコート(Pコート)
前身頃の二列になったボタン(ダブルブレスト)と、大きな襟が特徴のピーコート(Pコート)。
ダッフルコートと同じく、学生が着ているイメージもありますが、元々はイギリス海軍の作業着やフランスの漁師の作業着にルーツを持ち、海外では大人の男性が愛用していることも多いコートです。
ジャケットの上からPコートを合わせるスタイルだけでなく、ジャケット代わりにPコートを羽織るスタイルも楽しめます。
ジャケットの上に着るためのセミロングやロング丈のPコートもよく見かけるようになっています。
ジャケットにコートを合わせるときの選び方
ジャケットの上からコートを着る際は、サイズ感や色の使い方には気を付ける必要があります。
選び方を誤ると、ジャケットがコートからはみ出したり、色使いがちぐはぐになって「ダサい」と思われる可能性もあるでしょう。
では、どのような点に注意する必要があるのか、コートの選び方について解説していきましょう。
黒・ネイビー、ベージュなどの定番色のコートが基本
黒やネイビー、グレーなどがコートの定番色となり、ジャケパンと合わせたコーディネートもしやすいです。
もう少しカジュアルに寄せるなら、ベージュやカーキも選択肢に入るでしょう。
定番色であればどんな色柄のジャケットやパンツにでも合わせやすいので、一着は着回しの効くオーソドックスな色のコートを持っておくことをおすすめします。
ジャケットがはみ出さないコートを選ぶ
ジャケットの上にコートを着たとき、コートの裾や袖からジャケットがはみ出さないものを選ぶようにしましょう。
目安として、丈はお尻が隠れる程度、袖は腕を下ろしたときに親指の付け根にかかるくらいが丁度良い長さになります。
ダウンコートやキルティングコート、ピーコートなどには丈が短いものもあるので、ジャケットを着た状態で試着して一度確認するようにしてください。
ジャケットの上から着てもゆとりがあるサイズ選びを
ジャケットの上にコートを着るので、腕やお腹回りにゆとりがある程度がジャストサイズになります。
特にビジネスシーンにおいては、オーバーサイズのコートはだらしない印象を与えてしまうため、サイズ感には特に注意が必要です。
先述した着丈や袖丈の長さを確認するのに合わせて、試着時には前のボタンを留めて、サイズ感を確認すると良いでしょう。
ジャケパンとコートでコーディネートするときのポイント
ジャケパンに合わせるコートを選ぶときは、次のようなポイントを押さえておくと良いでしょう。
季節に合わせたコートをいくつか持っておく
春や秋の始めから冬物のコートを着ていると季節感がなく、室内などは暑くなって寒い季節に汗をかいてしまうなど、見た目・着心地ともに良くありません。
まず、春や秋用のコートと冬用のコートはそれぞれ一着ずつ用意し、季節に応じたコートを持つことをおすすめします。
もし、何着もコートを持ってクローゼットを圧迫するのは控えたいという人は、ライナーを外すことができるコートを選ぶと、あらゆる季節に対応できて便利です。
また、コートは一番外側に着るものなので、冬の間ずっと同じコートばかりを着ていると外出時はいつも同じ格好に見えてしまうという問題もあります。
できればデザインや色の違う冬用のコートは複数着持って起き、着こなしのバリエーションも増やせるとより良いでしょう。
ジャケットも秋冬向けのものを着用する
ジャケットもしっかりと秋冬向けのアイテムを用意して、コートとの統一感を持たせましょう。
ツイードやフランネルなどの生地で作られたものが秋冬向けのジャケットとして、暖かいうえに見た目にも季節感があっておすすめです。
薄手のテーラードジャケットなど、春夏物のジャケットに冬用のコートを合わせるのはミスマッチなので避けるべきです。
重ね着をし過ぎない
例えば、ジャケットの下にセーターを着たうえで冬仕様のコートを羽織るなどすると、着ぶくれして見えることがあります。
防寒対策としては十分ですが、重ね着をし過ぎるとコートのサイズも合わずに腕回りが突っ張ってしまったり、ボタンを締めたときに窮屈な見た目になったりすることがあります。
寒いからとひたすら着こむのではなく、熱を逃がさないインナーを着用したり、厚手のコートで外気が入らないようにしたりなど、バランスを取ってシルエットが崩れないようにすると、おしゃれなコーディネートとなっていきます。
ジャケパン+コートのおすすめコーディネート ~ビジネス編~
ここからは具体的なジャケパンとコートのコーディネート例をご紹介していきます。
まずはビジネススタイルのジャケパンとの組み合わせから見てみましょう。
ステンカラーコートをオーソドックスに着こなす
ステンカラーコートはシンプルなデザインのコートなので、スーツだけではなくジャケパンスタイルにもすんなりとマッチします。
色は黒を選べばクールな印象に。
長めの丈感にすることで、ビジネスにふさわしい落ち着きを感じさせます。
お尻がしっかりと隠れるので温かいというメリットも。
インナーはパープルを差し色にして、ニットタイでカジュアル感を。足元は茶色いスエードのシューズで、こなれ感とジャケパンらしい軽快さをプラスしました。
コートのライナーが取り外し可能なタイプを選ぶと、春まで長期間着られるのも嬉しいポイントです。
キルティングコートをスマートに合わせた新ビジネススタイル
キルティングコートは乗馬がルーツのアイテムなので、短めの着丈のものを選ぶとスポーティーで軽快なイメージに。
フットワークの良さそうな印象を与えることもできそうです。
腰くらいの丈でも、中綿のおかげで保温性が高いのが長所です。
ただし、前述したように、中に着るジャケットよりはコートの方が丈が長くなるように試着してから購入を。
インナーは差し色としてパープルのニットをチョイスしましたが、グレーとの組み合わせでおしゃれ感が増すようにしています。
防寒性に優れたダウンコートをビジネスユースで使用
ヒップが完全に隠れる着丈のダウンコートを着れば、圧倒的な温かさを得られます。
ビジネススーツにダウンコートはややミスマッチですが、ジャケパンならさほど違和感も生じません。
ただし、ビジネススタイルに用いる場合はいくつかコツがあります。まず、ビジネスに合う色として選んだのはネイビーブルー。
またダウンコートの場合、ナイロンやポリエステルなど光沢のある素材はアウトドア色が強く、ビジネスシーンやジャケパンには向きません。
ウールなどのナチュラルな素材や、またはマットな素材感のものを選ぶと無理なくマッチするでしょう。
ジャケパン+コートのおすすめコーディネート ~プライベート編~
続いてプライベートでのジャケパンとコートのコーディネート例です。
冬の休日、こんな服装で出かけてみてはいかがでしょうか。
プライベート用に手に入れたいアースカラーコート
オリーブやベージュなどアースカラーのコートは普段使いしやすく、一着持っていると重宝します。
中でもステンカラーコートは、どんな服装の上にもさっと羽織れて便利。
ジャケットの上からでもOKですし、ジャケットは着ずにニットなどの上からでもサマになります。
ここではニットの下の白いTシャツとランニングシューズでスポーティーさをアピール。
ニットのベージュもアースカラーなのでコートの色とマッチしています。
また、クリース(折り目)入りのグレーウールパンツをボトムに持ってくることで、大人のきれいめスタイルに仕上げました。
きれいめ大人カジュアルで使えるキルティングコート
ビジネス編で登場した絶妙な着丈のキルティングコートは、きれいめカジュアルにも最適な一着に。
コーディネートで迷ったら、写真のようにグレーなどのワントーンでまとめるのが簡単でおすすめです。
白いテニススニーカーで軽快さと清潔感を印象づけ、マフラーやリュックなどの小物使いで都会的な洗練されたイメージを演出。
大人のきれいめカジュアルを完成させるために、クリース入りのグレーウールパンツはここでも活躍しています。
ネイビーブルーのダウンコートはプライベートでも着回せて便利
こちらもビジネス編と同じダウンコート。 タートルネックニットに茶系のパンツ、茶スエードのシューズといったカジュアルなスタイルにも、コートがすんなりとマッチ。
カジュアルなアイテムのコーディネートでも、シルエットのきれいなネイビーブルーのコートを着ると、引き締まって少し大人な雰囲気を演出できます。
ジャケパンスタイルに合うORIHICA(オリヒカ)のコート
ジャケパンに合わせることを考えると、カジュアル要素の強いコートでも合わせられるため、スーツの上から着るコートよりも選択肢が広がります。
そのため、さまざまなコートを用いたコーディネートを楽しむことができるでしょう。
今回は特に使いやすいコートをいくつかピックアップして紹介していきます。
メンズチェスターコート
ORIHICA(オリヒカ)で取り扱っているチェスターコートはスーツにもジャケパンスタイルにも合うものになっています。 背中部分には蓄熱保温中綿を使用することで暖かく、見た目としてもウール混成地であることから季節感も冬にぴったりです。
「ビジカジチェスターコート」はビジネス・カジュアル両方のシーンでも合わせやすく、フォーマルシーンでも使えるものが欲しい場合は「チェスターコート スマートビジカジコート」がおすすめです。
メンズダウンコート
ダウンコートとしては、膝上までのロング丈から腰回り程度のショート丈のものまで取り揃えています。 ビジネスシーンにも使えるデザインとカラーバリエーションで、また暖かさと着やすさを両立しています。
一部商品には撥水加工が施されており、雪の降ることが多い地域ではこのようなダウンコートが特に便利でしょう。
着回しキルティングコート
ジャケットの上からでも着用しやすい「ラグランスリーブ」デザインのキルティングコートです。 カジュアルシーンへの着用はもちろん、ジャケットの裾がきちんと隠れる着丈となっているので、ビジネスシーンへの着回しも可能です。
リーズナブルな価格でありながらも一着でさまざまなシーンに活躍できるコートとなっています。
シーンに合わせたコート選びでさらなるおしゃれを
ビジネスでもプライベートでも使い勝手の良いジャケパンですが、コートを合わせる際には「統一感」が特に重要です。
そのスタイルにぴったりと合うコートを選んでコーディネートすると、さらに印象もアップします。
ビジネスとプライベートの両方を意識しつつ、自分の好みに合ったコートを探してみると良いでしょう。
先ほど紹介したコートの他にも多くのデザインを取り揃えていますので、ORIHICA(オリヒカ)で取り扱っているコート・アウターも一度見てみてください。
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