入社式にはどんな服装で行くべき? 入社式のおすすめコーディネート ~男性編~
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新社会人としてのスタートを切るための式典である入社式。新入社員としてその式典に臨む際は、どのような服装を選ぶべきなのでしょうか。入社式は成人式や入学式・卒業式と違って、晴れの舞台であるだけでなく、その会社の社員となって過ごす最初の日でもあります。今回は新社会人としてスタートする男性向けに、入社式の服装を選ぶときに気をつけるべきポイントを解説し、またおすすめのコーディネート例をご紹介します。
- 入社式用のスーツはいつ頃までに用意すべき?
- 入社式では何を着て行くべき?
- 入社式に参加する場合のスーツの選び方
- 入社式に参加する場合に避けたほうが良いスーツ
- 入社式に参加する場合のシャツやネクタイなどアイテムの選び方
- 入社式前にチェックしておきたいポイント
- 入社式でのおすすめコーディネート ~男性編~
入社式用のスーツはいつ頃までに用意すべき?
スーツは1年を通して店頭に並んでいますが、多くの企業が4月1日に入社式を行うため、その1月から3月にかけてはラインナップも豊富です。ただし、入社式間近になるほど品薄になる可能性もありますから、幅広い選択肢のなかから気に入ったデザインのものを探したいという方は2月から3月上旬には用意しましょう。
また、男性のスーツはパンツの裾上げが必要なケースもあるため、できるだけ余裕を持って早めに準備をすすめていくのが理想的です。
入社式では何を着て行くべき?
入社式にはスーツを着て行くのが一般的です。これは普段、服装規定がなくオフィスカジュアルが主流となっている会社でも、制服が決まっている会社でも同じです。また、会社から入社式は「服装自由」とアナウンスされることもありますが、その場合もきちんとした格好をしてはいけないというわけではないので、スーツを選んでおけば間違いありません。
入社式は社会人としてのスタートを飾る式典です。新入社員として、スーツにネクタイ着用で臨みましょう。
入社式に参加する場合のスーツの選び方
では、入社式ではどんなスーツを選べば良いのでしょうか。
例えば、製造系や技術系など、職場によっては制服が決まっていて、入社式以外ではスーツを着る機会がないというケースもあります。そのような場合には、就職活動の際に使用したリクルートスーツで入社式に参加しても問題はありません。シワや汚れがないか事前にしっかりと確認しておき、必要に応じてクリーニングに出すなどして準備しておきましょう。
また、企業によっては入社後行われる新人研修の期間はリクルートスーツでも良いとしているところもあります。その場合も入社式はリクルートスーツで参加しても構わないでしょう。ただし、リクルートスーツはあくまでも就活用のスーツですから、入社後6ヶ月頃を目安に、リクルートスーツとはディテールの異なるビジネススーツを用意しておくのがおすすめです。入社式を含め、入社後の服装で心配なことは、事前に人事担当者へ相談しておくと安心でしょう。
入社式で着るビジネススーツは、色は黒かチャコールグレー、ネイビーなどのダークスーツが基本です。リクルートスーツとの違いは長期間の使用に耐えられるしっかりとした生地が使われており、同じ黒やチャコールグレーでも完全な無地ではなくシャドーストライプなどが入っている点にあります。
またスーツはサイズ感を重視して選ぶことが大切です。ジャケットは肩幅に合わせて選び、ボタンを止めた状態で内ポケットのあたりに手を入れてこぶしがちょうど良く入るくらいのフィット感を目安にしましょう。スラックスはウエストに手のひら一枚が入るくらいの余裕があり、裾は靴を履いて立ったときにワンクッションはいるくらいが程よい長さです。試着の際は全体的にシワなどが寄っていないかを見るだけではなく、後ろ姿もチェックしておきましょう。
入社式に参加する場合に避けたほうが良いスーツ
入社式には会社の経営陣をはじめ多くの人が出席します。企業によって規模は異なりますが、式典である以上はきちんとした服装で出席することが大切です。ひと口にスーツといってもさまざまな柄やデザインがありますが、社会人としての第一歩となる入社式でマイナスの印象を与えてしまわないためにも、TPOを意識したスーツを選びましょう。
また、マスコミ系やIT系など業種によっては入社式での服装は自由としている企業もありますが、その場合も基本的にはビジネススーツで出席をするのが理想的でしょう。明らかに入社式にはそぐわない派手なデザインのスーツや、チェックなど大柄のスーツは避け、落ち着いたデザインのものを選びましょう。
入社式に参加する場合のシャツやネクタイなどアイテムの選び方
スーツ以外にも、シャツやネクタイなどのアイテム、その他の小物の選び方にも気を配りましょう。以下、アイテム別に説明していきます。
ワイシャツ
ワイシャツはベーシックな無地の白を選びます。個性や華やかさのある薄い青やピンクを、という考え方もありますが、入社式ではフォーマル感があり、フレッシュさもアピールできる白がベストチョイスです。襟はレギュラーカラーかセミワイドカラー。ボタンダウンは避けたほうが良いでしょう。
ネクタイ
ネクタイは太くも細くもないレギュラータイ、色はネイビーやブルーが定番で、他にエンジやグレーも選択肢に入るでしょう。柄も無地、ストライプ、ドット、小紋柄などのオーソドックスなものを。ただ、ドットや小紋柄は小さい柄のものを選ぶほうが落ち着いた印象になります。生地はシルクを選べば間違いありません。コットンやニットタイはカジュアルな印象になるので避けたほうが良いでしょう。
靴
まず入社間もない時期に履く1足目は黒を選びましょう。ストレートチップ、プレーントゥなどの紐靴であれば申し分ありません。紐のないローファーは普段のビジネス用としては悪くありませんが、ややカジュアル感が強くなるので入社式では履かないほうが良いでしょう。また靴下も黒、グレー、ネイビーなどのビジネス用ソックスを選びましょう。
ベルト
ベルトは靴と同じ色を選んでください。流行に左右されないシンプルなバックルのレザーベルトを最低でも1本持っていれば、今後も活躍してくれるでしょう。
カバン
入社式では入社辞令書や就業規則に関する書類・冊子が配られることが多く、カバンは必須です。A4サイズの書類が入る手提げのビジネスバッグを持って行きましょう。リュックやロゴが主張しすぎているブランドバッグはあまりふさわしくありません。
入社式前にチェックしておきたいポイント
新社会人としての第一歩となる入社式。当日の朝に慌てることがないよう、入社式の準備は事前にしっかりと済ませておきましょう。ここからは、入社式前にチェックしておきたいポイントをご紹介していきます。
忘れ物はないか
入社式に持っていく荷物は全て揃っているでしょうか。ハンカチ、ティッシュ、定期券などは忘れていませんか? 心配な場合にはあらかじめリストアップしてチェックするのがおすすめです。
スーツのシワや汚れのチェック
スーツが汚れていたり、シワができていたりしていませんか? 店舗で買ったまま保管していた場合、折り目やシワができてしまっていることがあります。入社式当日の朝に慌てることが無いように、スーツは必ず前日までに袋から出して、必要があればアイロンをあてておきましょう。
しつけ糸の取り忘れをチェック
店舗で購入したスーツには、型崩れを防ぐためにしつけ糸がついていることがあります。外し忘れたまま着てしまうと恥ずかしい思いをしますので、忘れずにカットしておきましょう。
天気のチェック
入社式当日の天気は、前日までに必ず確認をしておきましょう。雨予報だった場合には、靴やカバン、傘などに防水スプレーをしておくのがおすすめです。また、天候によっては公共機関が混んだり、遅延したりする可能性もありますので、時間に余裕を持って出発しましょう。
入社式でのおすすめコーディネート ~男性編~
最後に具体的なコーディネート例を見てみましょう。2パターンのコーディネートをご紹介します。
ブラックスーツ
ブラックの地色にシャドーストライプが入ったスーツスタイルです。黒は凛々しい印象になります。また白のワイシャツ、ブルーストライプのネクタイを合わせることで、若々しく爽やかな印象を演出しています。
ネイビースーツ
こちらはネイビーのシャドーストライプのスーツスタイル。細身のネイビースーツはすっきりとしてフレッシュさのある印象に。こちらもインナーは白のワイシャツ、ネクタイは紺地に白のドットを合わせて、上品な雰囲気にまとめました。
当日、入社式が終われば、続いてオリエンテーションや懇親会で新入社員・先輩社員と交流する時間があったり、さっそく入社時研修が始まったりすることもあります。
入社式は社会人としての第1歩を踏み出すための式典であり、同時にその日は社員としての初日となります。入社式の服装にはビジネスのルールやマナーにも適っていることが求められます。社会人として恥ずかしくない、フレッシュな印象を与えられる一着を選んでコーディネートしましょう。
また、下記にてORIHICAスタッフが入社式の着こなしを多数ご紹介しています。最新アイテムを着用した旬なコーディネートを見ることができるので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
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