スーツの寿命はどれくらい?買い替えのタイミングや毎日着る人がテカリのないよう長持ちさせるコツ

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スーツの寿命はどれくらい?買い替えのタイミングや毎日着る人がテカリのないよう長持ちさせるコツ

長年スーツを着ていると、こすれによるテカリや縫い合わせ部分の糸のほつれなど、スーツの状態も悪くなってきます。
ただ、スーツの寿命としてはある程度の目安があり、また着方・管理方法によっては寿命を早めることにつながる場合もあります。
なるべく長くスーツを着るためにはどのような点に注意すれば良いのでしょうか?

  1. スーツの寿命はどれくらい?
  2. スーツの寿命が短くなる原因と長持ちさせるコツ
  3. スーツを買い替えた方が良いタイミング
  4. 寿命が来たスーツを買い替えるときのポイント
  5. 手入れのしやすいORIHCA(オリヒカ)のスーツ

スーツの寿命はどれくらい?

一般的にはスーツの寿命は3~4年とされています。 生地が薄手の春夏物スーツは消耗が早く、生地が厚くなる秋冬物スーツは比較的長持ちする傾向にあります。

ただ、着用する頻度やケアの仕方、スーツの素材などによって寿命は変わるため、一概にそうとは言い切れません。
毎日着る人でもきちんとメンテナンスしていれば長く使うことができますし、月に数回程度とあまり着ない人でもケアをおろそかにしていれば、寿命以前に状態が悪くなってしまうことさえあります。

スーツの寿命はあくまで目安として、着方やケアの仕方などさまざまな要因で変わるものと覚えておきましょう。
今回はスーツを長持ちさせるために注意しておきたいポイント・コツと併せて、買い替えを考えた方が良いときはどのようなタイミングかなど、スーツの寿命について解説していきます。

スーツの寿命が短くなる原因と長持ちさせるコツ

スーツの寿命を伸ばすためには、単純にスーツを綺麗にすれば良いというわけでもなく、逆にメンテナンスのし過ぎがスーツの寿命を早めてしまうということもあります。
また、スーツの生地に負担がかからないようにする着方もあり、上手に着ることが長持ちにつながる場合もあります。

では、スーツの寿命が短くなってしまう原因とは何なのか、しっかり押さえておきましょう。

同じスーツを毎日着用し続ける

夏場はもちろん、涼しい季節でも体は若干汗をかいており、生地は水分を含むようになります。
スーツの水分が抜け切らない状態で着続けると、動いたときの摩擦は大きくなり、スーツの消耗を早める要因となります。

そのため、同じスーツを着続けるのではなく、一度着たスーツはある程度休ませるようにしましょう。
休ませる目安としては2~3日となり、毎日スーツを着る必要のある人は3着ほど持っておけば、上手くローテーションで着まわすことができます。

クリーニングの頻度が多すぎる

スーツをクリーニングするときはドライクリーニングが一般的ですが、化学薬品を用いるため、生地の繊維を傷めてしまいます。 特にウール素材のスーツはダメージを受けやすくなっています。

スーツのクリーニングはシーズンの間に1~2回で問題ありません。
先述した通り同じスーツを着続けるのではなく、数着をローテーションすることでスーツ一着にかかる負担を減らすようにしましょう。

また風通しの良いところに保管したり、多少の汚れは専用のクロスやブラシで綺麗にするなど、日々の細かな手入れでスーツの状態を保つことも、クリーニングの頻度を減らすことにつながります。

アイロンがけするときの温度が高すぎる

自宅でできる手入れとして、シワを伸ばしたりするためのアイロンがけはスーツのメンテナンスとして正しいですが、高すぎる温度でアイロンがけしてしまうと、かえってスーツを傷めてしまいます。

素材によって適切な温度は異なるため、スーツのタグに記載された温度を確認してアイロンがけするようにしてください。
なお、素材ごとの目安として、綿(コットン)や麻(リネン)は高温設定の180~200℃、ウールは中温設定の140~160℃、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維を用いている場合は低温設定の110~130℃になります。

そして、アイロンがけするときは当て布をするようにし、スチーマーなどで多少スーツに水分を含ませてからアイロンがけすると、より効果的に手入れすることができます。

スーツを買い替えた方が良いタイミング

破れない限りは着続けることはできるものの、見た目上芳しくなく、スーツの状態が悪くなったときがスーツの寿命が来たときと言えます。
また、寿命ではなくても買い替えた方が良いというときもあります。

スーツの買い替えを検討するタイミングとして、目安となるチェックすべきポイントを紹介していきます。

生地のテカリが目立ってきたとき

スーツのテカリは生地の繊維が潰れることで生じてしまうもので、ブラッシングやアイロンがけである程度は回復できるものの、それでもテカリが直らないといった状態になったときは、スーツの寿命になったときです。
特にテカリやすい部分としては、座り仕事がメインのときはスラックスのヒップ部分やジャケットの背中周りが、外回りなど歩くことが多い場合は太もも・内股部分や脇の辺りになります。

テカリやすい箇所に気を付けてメンテナンスしてみて、テカリが直らなくなったら買い替えるというのをひとつの基準にしておくと良いでしょう。

糸のほつれが多くなってきたとき

スーツの縫製部分の糸のほつれを放置していると、いずれ解けてしまうため、早めの補修が必要です。
多少であれば直すことができますが、ほつれが多くなってきたときはスーツ全体の状態が悪くなっているため、買い替えを検討した方が良いでしょう。

生地の縫製だけではなく、ボタンがゆるくなってきたときも気を付けた方が良いタイミングになります。
ボタンは付け直ししやすい部分ですが、何度も直していると留めている箇所の生地が薄くなり、破れてしまうこともあります。

体型に合わなくなったとき

スーツの寿命ではありませんが、体型が変わってスーツが合わなくなったときは買い替えるタイミングです。
多少のサイズ調整で済む範囲であればまだ買い替えなくても大丈夫かもしれませんが、着用するとパツパツになってしまう・シルエットが崩れてしまうようなときは、体型に合っていない状態です。

あまりスーツを着る機会がないのであれば、次に買うスーツのスラックスにはアジャスター機能がついているものを選ぶなどしておけば、長く使うことができておすすめです。

寿命が来たスーツを買い替えるときのポイント

新しいスーツに買い替えるときは、まず手入れのしやすさを考えましょう。
例えば、自宅で洗濯できるウォッシャブルスーツであれば、汗をかきやすい夏場でもクリーニングではなく、水洗いで生地をそこまで傷めることなく綺麗にできます。

ほかにも、外回りなどスーツを着て動くことの多い人はストレッチ性の高いものを、あまり着用する機会がなく、その間に体型が変わることが考えられるのであればアジャスター機能がついたものを選ぶなど、生活スタイルに応じた重視すべきポイントはどこかをしっかり考えておくと良いでしょう。

よりスーツを長持ちさせたいというときは、ツーパンツスーツがおすすめです。
パンツが2本ついているため、交互に履くことでダメージを軽減させ、スーツを長持ちさせることが出来ます。

また、寿命が来てしまったスーツは捨てるのではなく、下取りに出すのがおすすめです。
ORIHICA(オリヒカ)ではスーツの下取りをしており、下取りアイテムに応じて割引チケットと交換することができます。ブランド問わず下取りが可能で、汚れやキズがあるものも下取り対象となります。
ただ、スーツは上下セットになっているものが対象となるため、注意してください。

スーツの買い替えを考えている方はぜひご活用ください。
※下取り対象外の店舗がございますので、ご注意くださいませ。

ORIHICAのスーツ・ワイシャツ下取りプロジェクトを見てみる

手入れのしやすいORIHCA(オリヒカ)のスーツ

ORIHICAで取り扱っているスーツの多くは自宅で洗濯が可能なウォッシャブル仕様やストレッチ性に重きを置いたものとなっています。
また、買い替えでなくとも、まだスーツの本数が少ないという方は何着か用意しておくこともおすすめします。

手ごろな価格で買えるスーツも取り揃えていますので、普段使用しているスーツのスペアだったり、ローテーション用にもう何着か用意したいと考えている方はこちらも参考にしてみてください。

ウォッシャブルストレッチスーツ(2パンツ)

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2パンツスーツは、持ちが良く、長く使えるため、非常に経済的です。
汗をかいて洗濯する回数が増える夏におすすめです。

ウォッシャブルストレッチスーツ(2パンツ)の一覧を見る

【WEB限定】アクティブワークスーツ

オリジナル素材の「4way体感ストレッチ」で高いストレッチ性を持つORIHICAのワークスーツです。
テーラードベースの縫製で着やすく、ジャケットもしくはパンツ単体での着回しも可能なので、普段使い・ビジネスカジュアルにも使用できます。

お手入れについては自宅での洗濯が可能で、上下合わせても10,000円以内で購入できるので、コストパフォーマンスが高いスーツになっています。

アクティブワークスーツの一覧を見る

THE THIRD SUITS®

"THE THIRD SUITS®" はゆるすぎず、堅すぎない、次世代のスーツです。
スーツとしても、ジャケパンとしても着回しすることができる便利なアイテムです。

機能性に優れ、ストレッチが効いた素材で動きやすく、また自宅の洗濯機で洗うことが出来るため、汗をかいても清潔に保つことができます。

THE THIRD SUITS®の一覧を見る

日々の保管やケアをしっかりして、スーツを長持ちさせよう

スーツの寿命としてはある程度の期間が目安としてあるものの、着るスパンや着用後の手入れによってはより短くなる・もしくは長くなることがあります。
基本としては、着用したスーツはスーツ専用のハンガーにきちんとかけて風通しの良いところに保管したり、ちょっとした汚れやシワはブラシやスチームアイロンをかけて綺麗にするなど、日々の細かな取り扱いに注意することがスーツを長持ちさせることにつながります。

ただ、それでも生地の痛みは避けられないため、寿命が来たスーツは下取りに出すなどして、上手に買い替えるようにしましょう。

また体型が変わってしまったときはアジャスター機能のあるスーツに買い替えたり、手直しをしたりという方法がありますが、オーダースーツを選ぶのもひとつの手です。
体型にぴったりフィットしたスーツであれば、動いたときにスーツにかかる負担も少なく、既製品よりも長持ちしやすいといえます。

ORIHICAでは店舗でタブレットから生地やサイズを選ぶだけで簡単にオーダースーツが作れる「パーソナルオーダースーツ」を取り扱っています。
自分の体型に合わせた、自分だけの1着が欲しいという方はぜひオーダースーツも検討してみてください。

ORIHICAのパーソナルオーダースーツを見てみる

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