ワイシャツをサイズで選ぶポイント!測り方やサイズ表記の意味など知っておきたい選び方
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ワイシャツはデザインや見た目の雰囲気以上に、自分にあったサイズを選ぶことが重要といわれます。ただし、ワイシャツのサイズは単にS/M/Lなどだけで決まるわけではありません。自分にあったサイズのワイシャツを選ぶためのポイントをご紹介します。
- ワイシャツを購入時に測定するべき箇所
- サイズ表記の意味
- 形状ごとのサイズの違い
- ワイシャツをサイズから選ぶ際のポイント
- 【ORIHICA取扱】おすすめのワイシャツ
- オーダーメイドのワイシャツもおすすめ
ワイシャツを購入時に測定するべき箇所
ワイシャツを購入する前には「首回り」と首の付け根から手首までの「裄丈(ゆきたけ)」の長さを測っておく必要があります。
この2つが基本となり、そこから体型に合わせた形状の違いでワイシャツは展開されています。
ただ、自身で測るのも難しいため、正確な数値を測るのであれば、誰かに測ってもらうか、店舗で測定することをおすすめします。
なお、オーダーシャツの場合はこのほかに「肩幅」「胸囲」「胴囲」の計5か所を測る必要があります。
オーダーシャツを作らなくても、自分の体型のことを知っておくと、後述するワイシャツの形状ごとの違いがあるので、より自分にぴったりのワイシャツを見つけることができます。
そのため、一通りのサイズを測っておいた方が良いでしょう。
首回りの測り方
首周りはメジャーを後ろから首にかけるように回し、後ろは首の付根(首を前に倒したときに骨が出る箇所)のやや上で、前はのどぼとけの少し下で測ります。
裄丈の測り方
裄丈は手を下におろし、首の付根の中心から肩先の一番出っ張った骨を通って、さらに肘を通り、親指側の手のくるぶし(橈骨茎状突起)までを測ります。
肩幅の測り方
肩幅は片方の肩の端の骨から、もう片方の肩の端の骨まで、首の付根を通るように真っ直ぐに測ります。
胸囲の測り方
リラックスして力を抜いた状態で腕を下げ、脇のすぐ下にメジャーを通して、1周して測ります。
Tシャツなど薄いものを着ている場合で、実寸に14cm~18cmをプラスするとジャストサイズです。
胴囲の測り方
ベルトの上、へそのあたりにメジャーを回して測ります。
スリムフィットを希望する場合で実寸に加えて12cm程度のゆとり、標準フィットなら15cmのゆとり、ゆったりフィットなら18cm以上のゆとりをみましょう。
サイズ表記の意味
ワイシャツには一般的な洋服と同様に「S/M/L表記」されている場合と、「39-84」のように「数字表記」でサイズが表されている場合があります。
サイズは首元や裾辺りにあるタグに記載されていることが多いです。
ORIHICAでは首元に「S/M/L表記」と「数字表記」を両方記載する形になっています。
では、各表記による詳しいサイズについて解説していきます。
S/M/L表記の場合
S/M/L表記となっているものは、首回りと裄丈が一定の長さで変わるものとなっています。
また、通常のS/M/L表記に加え、「S78」のように種類によっては裄丈を調整しているものもあります。
体型はもちろんですが、着用しているスーツのサイズによっては裄丈の長さが合わないこともあるので、できればスーツの上着と合わせて確かめた方がより良いでしょう。
数字表記と違って定まったサイズの中から選ぶことになりますが、一般化されたものであるため、一度自分に合うサイズがわかってしまえば、今後迷うことなくワイシャツを選ぶことができるようになります。
ORIHICAのワイシャツサイズ早見表
ORIHICAで取り扱うワイシャツはS/M/L表記となっています。
首回りや裄丈のほか、胸囲や胴囲は下図のようになっていますので、ワイシャツを選ぶ際の参考にしてみてください。
※商品によってはサイズスペックが異なる場合がございます。
※商品により上記サイズ展開がないサイズもございます。
こちらは商品ページの「サイズスペック」でも確認することができます。
数字表記の場合
数字だけで表記されている場合、これは「首回り」と「桁丈」の2つが記載されています。
上記に挙げた例である「39-85」だと、首回りが39cmで桁丈が84cmのサイズであることが表されています。
S/M/L表記との違いは、首回りと裄丈を細かく調整して選ぶことができる点です。
例えば、通常のSサイズで裄丈が足りないとなっていたとして、数字表記であれば丁度良い長さのものがあることがあります。
ただし、その分在庫が少なかったり、気に入った柄・色のワイシャツがないなど種類が限られたりというデメリットも存在します。
また、専門店でのみ取り扱われていることが多く、購入できる場所が比較的少ないです。
そのため、S/M/L表記のワイシャツと数字表記のワイシャツで、自分に合うサイズはどれくらいか理解しておくのが得策と言えます。
形状ごとのサイズの違い
ワイシャツを着用した際のシルエットをより体型に合ったものにするため、時折「スリム」や「ゆったり」など、標準と形状が異なるものがあります。
これらは主に「胴囲」や「肩幅」の長さが変わっており、「首回り」や「裄丈」は通常のワイシャツと同じです。
例えば、通常のLサイズで少し大きめだからと、試着せずに同サイズの「スリム」形状を買うと、肩の位置が合わずに着心地が悪く感じるといったことがあります。
細身の形状やゆったりとした形状のワイシャツを購入する際は、必ず試着して確かめるようにしてください。
また、スーツの形状が「スリム」であるのにもかかわらず、「ゆったり」としたワイシャツを合わせてしまうとシルエットが悪くなってしまいます。
スーツとワイシャツの形状はなるべく同じものを選ぶようにした方が綺麗なシルエットになります。
ワイシャツをサイズから選ぶ際のポイント
ワイシャツのサイズは首回りや裄丈がきちんと合うものを選ぶ必要があります。
首元が締まりすぎていると見栄えも悪く、着心地も苦しくなります。
しかし、ゆるすぎると今度はだらしなく見えてしまうようになります。
裄丈が長すぎるとスーツの袖から大きくはみ出して邪魔になり、短すぎると腕を動かした際に手首から引っ張られて窮屈に感じるでしょう。
そのため、ワイシャツのサイズは体型にぴったり合ったものがベストです。
では、ジャストサイズとはどれくらいのものなのか、詳しく解説していきます。
首回りはプラス2cm程度の長さ
実際に測ってみた長さ(実寸)に2cmプラスした数字がジャストサイズとされています。
きつめが好きなら実寸プラス1cm、ゆるめが好きなら実寸プラス3cmを目安にします。
ボタンを首元まで留めた状態で指が1本分入るくらいのスペースがあると良いとされています。
首回りのみで考えると、実寸がMサイズと同じ長さの場合は、Lサイズを選ぶと程好く余裕があるジャストサイズとなります。
3㎝以上大きいものを選ぶと、ネクタイを締めたときに首元にシワができてしまい、見た目も良くありません。
また、首回りと胴囲が連動しているので、全体的にだらしないシルエットとなってしまいます。
そのため、ワイシャツ選びは首回りでジャストとなるサイズを厳守するようにしましょう。
裄丈は腕を下ろしたときに袖が手の甲にかかるくらい
裄丈のジャストサイズは実寸にプラス2~3cmが目安になります。
この長さであれば、腕を真下に下ろしたときに袖が手の甲に多少かかる程度になります。
スーツの上着を着て、多少ワイシャツがのぞくくらいが見栄えも良くなるので、一度合わせて確かめてみましょう。
カフスボタンをつけて袖口を見せるように長めの袖が欲しい場合はプラス3~4cmで丁度良くなります。
また、ワイシャツはクリーニングで縮むこともありますので、頻繁に出すのであれば長めの袖を選ぶ方が良いでしょう。
裄丈が合っているのに袖が多く上着から出てしまう場合はスーツのサイズが合っていないこともありますので、その際はワイシャツではなくスーツのサイズを見直してみてください。
腕を上げて裾が出るくらいの着丈はNG
ワイシャツの裾はズボンに入れることが必須です。
ただ、首回りや裄丈は丁度良いのに、腕を上げるとズボンから裾がはみ出してしまうということもあります。
この際は着丈が合っていないので、ひとつサイズを上げるか、数字表記で合うものを探すことになります。
試着したときも必ずシャツインした状態で動いてみて、はみ出さないかを確かめるようにしてください。
また、何度もクリーニングに出したことで縮んでしまっている可能性もあるので、その場合は買い替えるようにしてください。
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【ORIHICA取扱】おすすめのワイシャツ
ORIHICAではオフィスカジュアルに合うものから、スーツの中に着るのにぴったりのビジネスシーン向けのワイシャツまで、数多く取り扱っています。
その中からいくつかピックアップして紹介しますので、ワイシャツを選ぶ際の参考にしてみてください。
LUXE(リュクス)ラインシャツ
綿100%の上質な高級生地仕様のハイクオリティなワイシャツです。
高級シャツの代名詞でもある、縫い目が出ない脇巻伏せ本縫い8mmの仕様をはじめ、衿もやわらかい「フラシ芯地」となっており、こだわり抜かれたものとなっています。
形態安定・抗菌防臭機能などもあり、仕事・フォーマルどちらでも使いやすくなっています。
着心地の良さを求める方におすすめしたいワイシャツです。
半袖ワイシャツ
上着を着る機会が滅多にないのであれば、半袖のワイシャツも良いでしょう。
ORIHICAの半袖ワイシャツは、クールビズにぴったりの色・デザインで展開されています。
ボタンダウンであれば、ワイシャツ単体でもきれいなシルエットとなり、きっちりとした身だしなみにすることができます。
また、半袖のスーパークールノンアイロンシャツもあり、これであれば涼しいうえにお手入れも簡単でおすすめです。
スーパークールノンアイロンシャツ
涼しいだけではなく軽やかな着心地で、アイロンがけをしなくてもきれいな形を保ってくれる「スーパークールノンアイロンシャツ」もクールビズにはおすすめです。
ORIHICAのワイシャツは通常のワイシャツと違って、肩回りの生地が2枚ではなく1枚である「一枚ヨーク」仕様になっているため、熱を逃がしやすい構造をしています。
ジャケットを着る機会が多いために、夏でも長袖のワイシャツが欲しいと考えている人にはぴったりです。
オーダーメイドのワイシャツもおすすめ
なかなか自分にぴったりと合うサイズの既製品が見つからない・着ることはできても細部のサイズがフィットしていない感じがするというケースもあると思われますが、そんなときは、オーダーシャツを仕立ててみても良いでしょう。
特注であるために時間がかかると思われがちですが、パターンオーダーやイージーオーダーと呼ばれる方法を利用すれば、手軽に自分のためだけのワイシャツを手に入れられます。
ORIHICAでは一部店舗が限られますが、一着 ¥8,789(税込)からオーダーシャツの製作を請け負っています。
サイズだけでなく襟型や背ダーツ・ボタンなども希望に合わせてカスタマイズすることも可能です。
こちらの記事ではオーダーシャツについて、詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
ORIHICAでオーダーシャツを作ろう! オーダーシャツを仕立てるメリットと作り方
正しいサイズのワイシャツを着ることで、よりオシャレかつより着心地の良いものになります。
一度しっかりと測定したうえで、先述したポイントを押さえてワイシャツを選ぶようにしましょう。
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