夏のレディーススーツを上手に着こなす!インナー選びと合わせておしゃれなコーディネート解説

最終更新日:

夏のレディーススーツを上手に着こなす!インナー選びと合わせておしゃれなコーディネート解説

夏の暑い時期に着るスーツは、一般的な春夏物のスーツにもう一工夫、暑さに対する配慮が必要です。
特に女性の場合はファッション性と機能性を上手にミックスさせた着こなしを心がけたいもの。
今回は働く女性を対象に、夏のレディーススーツコーディネートについてご紹介します。

  1. 夏用スーツを着るタイミング
  2. 夏用レディーススーツとインナーの上手な選び方
  3. 夏の女性用スーツの注意点とマナー
  4. レディーススーツで夏のクールビズはどうすればいい?
  5. 夏用スーツのコーディネート
  6. 夏におすすめのレディーススーツおよび小物

夏用スーツを着るタイミング

women-summer-suit_re02.jpg

スーツは「春夏スーツ(夏用)」「秋冬スーツ(冬用)」「オールシーズンスーツ」の3種類に分かれています。
これは使われている素材や作りによる厚さで異なるため、気温によって上手に使い分ける必要があります。

そして、夏用スーツを着るタイミングは、夏日と言われる25℃、あるいは真夏日と言われる30℃を超える時期です。
5月~6月でも、夏日もしくは真夏日が記録されることもありますが、日中に25℃を超えても朝夕は肌寒くなることがあるので、気温差が激しい場合は「オールシーズンスーツ」の方が良いかもしれません。

基本的に、夏専用のスーツを着るのは、梅雨が明けて日が落ちても20℃を超えるような夏日や真夏日辺りからと覚えておきましょう。
逆に常時20℃を超えるような時期に「オールシーズンスーツ」だと暑すぎて熱中症になる恐れもありますので、夏用スーツを必ず一着は用意しておくことをおすすめします。

夏用レディーススーツとインナーの上手な選び方

women-summer-suit_re03.jpg

先述した通り、夏用スーツは冬用スーツと構造・素材が異なっています。
7分袖、背裏、袖裏なし、生地の特性は接触冷感、高通気仕様が夏用スーツの特徴として挙げられます。
そのほかにも、色合いでも見た目の印象を和らげることが、上手なスーツ・インナー選びにつながります。

例えば、夏に黒いスーツを着ていると見た目としても重く暑苦しくなってしまい、印象が良くありません。
対して、涼し気な色で合わせていれば、夏にもぴったりでしょう。

そして、袖の長さやボトムスにもさまざまな選択肢が存在します。
機能性や好みに合わせて、夏に合った選び方をしていきましょう。

夏用のジャケットは背抜き仕立てや七分袖を選ぶ

women-summer-suit_re04-05.jpg

夏用のジャケットは、通気性の良い背抜き仕立てのものを選びましょう。
「背抜き」とは裏地を省いた状態のもので、これにより重量も軽く、風通しが良くなっています。

また、ビジネス用ジャケットは長袖が基本ですが、七分袖でも問題なく、見た目も涼しく軽やかな印象になります。
そして、汗をかきがちな時期なので、吸水速乾性に優れ、自宅で手軽に洗えるウォッシャブルスーツも重宝します。

women-summer-suit_re06.jpg

ウォッシャブルスーツを着る際の注意点として、いくら洗濯が可能とはいえ、頻繁に洗濯すると生地を傷めてしまう恐れがあります。
2週間程度に1回を目安とし、汚れが目立つ場合はクリーニングに出してしっかり綺麗にしてもらうようにしてください。

ORIHICAの「レディース セットアップ・ジャケット・パンツ・スカート(洗えるストレッチセットアップ)」の商品一覧を見る

インナーは淡い色合いでシンプルに

women-summer-suit_re07.jpg

インナーとなるシャツやブラウス、カットソーは白を基本に薄い青系など、夏らしい色にすると爽やかさがアップします。

ORIHICAの「レディース カットソー・ブラウス」の商品一覧を見る

加えて、素材にも注意して選ぶのがポイントです。
ひんやりとした着心地の接触冷感素材ならさらに快適です。

また、外出する機会の多い方は紫外線を防ぐ「UVカット」機能がついているインナーを選ぶと良いでしょう。
ジャケットと同様に、吸水性・通気性・消臭性の高いものをおすすめします。

ただし、ビジネスシーンで着る場合には胸元が開いてしまうような露出が目立つインナーはNGです。
そして、装飾がついたものも良い印象を与えません。

ジャケットと合わせるためになるべくシンプルで、かつ涼しさを感じさせるような淡いカラーで揃えるのがベストです。

基本的に長袖のインナーがおすすめ

ジャケットに合わせるインナーは基本的に長袖がおすすめです。
七分袖のジャケットであれば、同様に七分袖のインナーで合わせます。

短い袖のインナーだと、ジャケットを着た際に肌がジャケットの内側に直接当たってしまいます。
夏場は汗をかきやすいため、あせもができて肌が荒れることとなったり、ジャケットが汗を吸って汚れてしまったりしてしまいます。

もし上着を着る必要がないのであれば、半袖でも構いませんが、上着を着る機会が多いのであれば、上着の袖に合わせた長さのインナーを着るようにしましょう。

スカートスタイル・パンツスタイルは使い勝手で選んでOK

涼しさを優先すれば、パンツよりもスカートのほうが出番は多いでしょう。
夏仕様のものはジャケットと同じく、適度な通気性を備えています。

パンツを選択する場合は、クロップド丈のものにすると夏らしく涼しげです。
色はジャケットと共に、淡色系でまとめるのがセオリーです。
営業職など外出して歩くことが多いのであれば、パンツスタイルの方が便利かもしれません。

women-summer-suit_re08.jpg

スカートスタイルもしくはパンツスタイルは会社での規定が無い限りは基本的に使い勝手を重視して選んでも問題はありません。

women-summer-suit_re09.jpg

ただし、詳しくは後述しますが、スカートの場合は丈の長さでマナー違反となるので、その点は注意しておいてください。

夏の女性用スーツの注意点とマナー

夏場は少しでも涼しくしようと、ジャケットの前を開けたり、風通しの良いインナーを選んだりしがちです。
しかし、例えば就活の面接や冠婚葬祭など、夏でもマナーを重視しなければいけないときもあります。

では、夏にスーツを着用するうえでどのようなマナーがあるのか、それぞれ解説していきます。

TPOによってはジャケット必須、ボタンもしめること

就活や転職における面接や、取引先との会議、パーティーなどのフォーマルな場では夏でもジャケットの着用が必須です。
ただ、袖の長さに関してはマナーに決まりはないため、暑さが苦手な人は七分袖のジャケットにするなどして、暑さ対策をしましょう。

また、前のボタンについてもしめておくのがマナーです。
タイトすぎるものを選んでいると、ボタンをしめたときに形が崩れ、見栄えが悪くなってしまいます。

夏用スーツを選ぶ際にはボタンをしめた状態でサイズが丁度いいかどうかを確認するようにしてください。

夏でも薄手のストッキングを履こう

夏でも裸足は厳禁ですので、薄手のストッキングを用意しておくようにしてください。
裸足のままだと、汗をかいて汚れてしまったり、靴擦れしたりというデメリットが多く、また見た目の印象も良くないです。

パンツスーツの場合はソックスタイプのストッキングを履いたり、スカートスタイルの場合はベージュの薄いストッキングを履いたりと、着用するスーツに応じてストッキングを使い分けましょう。

露出は厳禁!スカートの丈やインナーの胸元には注意

胸元が開き気味のインナーはマナー違反になってしまいます。
風通しは良くなりますが、印象も良くありません。

ゆるめのサイズにならないよう、また作りとしても胸元が開くことはないかをきちんと確かめて選ぶことをおすすめします。
また、ブラウスやシャツは生地が薄くなっているため、中には薄手のキャミソールなども着用しておくようにしましょう。

women-summer-suit_re10.jpg

そして、スカートの丈が短いのもNGです。
目安としては立ったときに膝が半分隠れるくらい、着席時に膝上10cmくらいになるのがベストです。

レディーススーツで夏のクールビズはどうすればいい?

women-summer-suit_re11.jpg

オフィスカジュアルではない場合、男性のクールビズだと「ノーネクタイ・ジャケットなし」が基本となっていますが、女性の場合は明確な決まりはないとされています。
先述したマナーを守りつつ、気温に適したコーディネートをすれば問題ありません。

ただし、クールビズ時の靴にはある程度の決まりがあります。
「サンダル」や「ミュール」はもちろん、つま先が出る「オープントゥ」やかかと部分がない「バックストラップ」はカジュアル寄りの靴になるので、避けるようにしてください。

また、夏場は冷房をつけることが多く、屋内と屋外の気温差で体調を崩してしまいがちです。
そのため、夏用の薄いカーディガンや薄手の長袖カットソーなどで冷房対策ができるようにしておきましょう。

夏用スーツのコーディネート

ここからは具体的な夏のスーツコーディネートをご紹介します。
色の合わせ方や、実際に合わせてみた画像と共に紹介していきますので、夏用スーツ選びの参考にしてみてください。

長袖ジャケット+パンツスタイル

women-summer-suit-05.png

長袖ジャケットを着用するときは、ライトグレーなど薄い色のものを選ぶと清涼感のあるスーツスタイルになります。
パンツはクロップド丈にすることで、さらに軽やかな雰囲気に。

また、パンプスやベルトを同系色に近いもので統一させることで、知的で洗練されたコーディネートになります。

七分袖ジャケット+スカートスタイル

women-summer-suit-06.png

ネイビーなどの濃色系のスーツにするなら、七分袖ジャケットをチョイスして涼しげな雰囲気に。
ボトムスもスカートにしたほうが軽やかになるでしょう。

七分袖ジャケットの場合は、インナーのシャツも長袖ではなく半袖や七分袖にしてジャケットとのバランスをとりましょう。
また、こちらもパンプスやベルトを同系色でまとめると、ビジネスにふさわしいすっきりとした印象になります。

ジャケットなし+パンツスタイル

women-summer-suit_re12.jpg

ジャケットを着ないのであれば、七分袖や半袖のインナーにパンツを合わせることでスッキリとしたコーディネートとなります。
インナーが全体的に見えるようになるので、ピンタックブラウスなどデザインに特徴のあるインナーを着てみたり、腕時計など小物をつけてみたりと、ジャケットが無い分コーディネートの幅が広がります。

ボトムスもこれまでのコーディネートと同様に同系色で合わせていくのが基本ですが、ベルトがくっきり見えてしまうので、太いベルトだと悪目立ちしてしまうかもしれません。

夏におすすめのレディーススーツおよび小物

最後に、夏に便利なスーツやアイテムを一部紹介していきます。
ほかにも多数取り揃えていますので、こちらを参考にぜひ一度チェックしてみてください。

洗えるストレッチセットアップスーツ

洗えるストレッチセットアップスーツ

自分で洗うことのできるウォッシャブルスーツで、上下を合わせやすいセットアップになっています。
グレー系統や紺系統のほか、ベージュなどもあり、夏に使いやすいカラーバリエーションで展開されています。

また、ストレッチ性もあるので、着心地も良くて動きやすいです。
ビジネスシーンで大活躍する、一着持っておくと非常に便利な夏用レディーススーツです。

洗えるストレッチセットアップスーツの一覧を見る

七分袖綿100%ノンアイロンシャツ

七分袖綿100%ノンアイロンシャツ

綿100%で肌触りが良いことに加え、手入れがしやすいノンアイロンシャツです。
ほか、脇部分の消臭デオドラントテープや胸元の隠しボタンなど、使っていくのに嬉しい機能もついています。

七分袖でジャケットにも合わせやすく、またジャケットなしでもきっちりとした形状でキレイめの印象を与えることができます。
使いやすさでおすすめのシャツとなっています。

七分袖綿100%ノンアイロンシャツの一覧を見る

ORIHICA美ラクるブラウス

ORIHICA美ラクるブラウス

きれいめにもカジュアルにも使え、ONにもOFFにも使えるブラウスです。
シワに強く家庭洗濯も出来るので日頃のお手入れも簡単です。

柔らかな肌触りで着心地抜群です。
首元は開きすぎず、夏場でも安心してお召しいただけます。

ORIHICA美ラクるブラウスの一覧を見る

着回しベルト ミニバックルリバーシブルベルト15mm

着回しベルト ミニバックルリバーシブルベルト15mm

幅が細く、黒とベージュの両面使いができるシンプルなベルトです。
小型のバックルで悪目立ちせず、どんなスーツにも合わせやすくなっています。

バックルは取り外し可能で、長さの調整もしやすいです。
> 普段使いからスーツ用にまで使用できる、一本用意しておいて損はないアイテムとなっています。

着回しベルト ミニバックルリバーシブルベルト15mmの商品ページを見る

見た目も涼しく、おしゃれなコーディネートを楽しもう!

女性の夏のスーツコーディネートは、機能も見た目も涼しく爽やかなアイテムでまとめるのがポイントです。
ただし、シンプルな組み合わせが中心になるのでセンスも大事。
色やデザイン、素材など、ショップの販売員とも相談しながら選んでみると良いでしょう。

また、ORIHICAでは夏用のセットアップ特集など、夏に向けた特集ページも公開しています。
こちらも参考に、気になった商品をチェックしてみてはいかがでしょうか?

関連リンクはこちら

【特集】今の季節にぴったりのレディーススーツ
季節によるスーツの違い! 春夏用・秋冬用のスーツの違いについて
女性のスーツに合わせるベルトの選び方
どれがおすすめ? レディーススーツとバッグのコーディネート
レディーススーツに合わせるインナーの選び方
ORIHICAオンラインショップでアイテムを探す