スーツにスニーカーを合わせるコーディネートのポイントと覚えておきたいビジネスマナー
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ビジネスにおける服装のカジュアル化に伴い、スーツにスニーカーを合わせるコーディネートが見られるようになりました。
しかし、組み合わせ方や状況によってはマナー違反になる可能性があるため、注意が必要です。
本記事では、スーツとスニーカーを組み合わせる際の選び方や、靴選びのポイントについて詳しく解説します。
※本記事内で使用している写真はイメージであり、お取り扱いのないアイテムもございます。あらかじめご了承ください。
- スーツにスニーカーを合わせてもOK?
- ビジネスでも履けるスニーカー選びのポイント
- スーツにスニーカーを合わせるときの服選び
- こんなときはマナー違反!スーツでスニーカーを履いてはいけないNGシーン
- スーツにスニーカーを取り入れたコーディネート例
- スニーカーにも合うORIHICAのビジネスカジュアル
スーツにスニーカーを合わせてもOK?
スーツスタイルにスニーカーを取り入れることの可否は、企業文化やTPO(時と場所、場合)によって判断が分かれます。
例えば、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルが許容される職場では、スーツにスニーカーを合わせることは一般的ですが、よりフォーマルな服装が求められる企業では避けるべきとされています。
また、職場によっては業務中の革靴着用が義務付けられていても、通勤時にスニーカーを履くことは問題ないというケースもあります。
2017年にスポーツ庁が開始した「FUN+WALK PROJECT」のように、通勤時のスニーカー着用を推奨し、歩く習慣を促進する動きもあり、社会的なイメージも変わりつつあります。
ビジネスでも履けるスニーカー選びのポイント
ビジネススーツにスニーカーを合わせる際は、カジュアル要素が少ないものを選ぶのがポイントです。
では、具体的にどのようなスニーカーがスーツに合うのでしょうか?
まずは、ビジネスシーンに最適なスニーカー選びのポイントから見ていきましょう。
シンプルな色とデザインの靴を選ぶ
スーツやジャケパンスタイルに合わせるスニーカーは、シンプルで落ち着いたデザインがおすすめです。
色は、白や黒といったベーシックカラーのほか、ジャケットやパンツの色に合わせたネイビーやベージュなどが適しています。
ランニングシューズやハイテクスニーカー、キャンバスシューズなど、カジュアルすぎるデザインはビジネスシーンには不向きです。
靴紐は、スニーカー本体と同色を選ぶと、より上品な印象になり、ビジネスシーンでも馴染みやすくなります。
ローカットスニーカーがビジネス向き
スーツに合わせるスニーカーは、くるぶし下のローカットが適しています。
くるぶし上まで丈のあるハイカットスニーカーは、主張が強くスポーティな印象を与えるため、ビジネスシーンには不向きです。
靴下はカバーソックスを選び、足首を見せるのがポイントです。ただし、ローカットであってもデザインが目立つものは避けるべきです。
営業職など外回りが多い場合は、防水・撥水機能や厚手のソールなど、疲れにくく汚れにくい機能性の高いスニーカーを選ぶと良いでしょう。
レザーやスエードなど高級感のあるスニーカーも選択肢に
スーツに合わせるスニーカーは、カジュアルなものだけでなく、レザーやスエードといった高級感のある素材を選ぶと良いでしょう。
特におすすめなのはレザースニーカーです。
革靴のような見た目でありながら、スニーカーの履き心地と歩きやすさを兼ね備えています。
手入れも革靴と同様にでき、スーツスタイルに違和感なく馴染むため、革靴からの移行もスムーズに行えます。
シンプルで高級感のあるデザインのスニーカーは、ビジネスシーンはもちろん、普段使いのファッションアイテムとしても活躍します。一足持っていると重宝するでしょう。
スーツにスニーカーを合わせるときの服選び
スーツにスニーカーを合わせる際には、スーツスタイルであってもカジュアル寄りなコーディネートにまとめることを意識しましょう。
先にも述べた通り、本格的なスーツはフォーマルなイメージが強く、カジュアルなスニーカーを合わせるとコーディネートがちぐはぐになりやすいため、コーディネートのバランスが非常に難しくなります。
そこで、スーツの作りや合わせるインナーなどスニーカーと合わせる際に注意しておきたい選び方のポイントをまずは詳しくお伝えしていきます。
カジュアルな作りのジャケット、パンツを選ぶ
通常のスーツジャケットは肩パッドや裏地があり、堅い印象を与えるためスニーカーとの相性が良くありません。
ビジネスカジュアルでスニーカーを合わせる場合は、肩パッドがないなどカジュアルな作りのジャケットを選ぶと良いでしょう。
また、ジャケットの素材も、ウールのような堅い生地よりも、ジャージー素材やストレッチ性のあるポリエステル混素材など、伸縮性があり動きやすいものがスニーカーと良く合い、カジュアルな印象にまとめやすいです。
このようなジャケットに同素材のパンツを合わせたセットアップは、スーツに近いビジネス感を保ちつつ、堅苦しくない印象になります。
インナーもカットソーやポロシャツなどカジュアルなものに
スニーカーを合わせる際は、ジャケットのインナーもカットソーやポロシャツなどカジュアルなアイテムを選ぶと、全体のバランスが取りやすくなります。
ビジネスシーンでは、無地などのシンプルなデザインで、ネイビー、白、黒といった落ち着いたモノトーンカラーを取り入れるのが基本です。
ジャケットを着用しないクールビズスタイルでスニーカーを合わせる場合は、カジュアルになりすぎないよう、半袖のワイシャツやポロシャツを選ぶとビジネス寄りのバランスになります。
パンツは少し短めで足元が見えるくらいがおしゃれ
くるぶし丈のテーパードパンツは、スニーカーを際立たせ、スタイリッシュで軽やかな印象を与えます。
ビジネスシーンでは使いやすいデザインですが、カジュアルな要素が強いため、職場の規定によっては不適切な場合もあります。
その際は、通常の丈感のパンツにレザースニーカーを合わせるなど、フォーマル寄りのコーディネートで会社の雰囲気に合わせましょう。
こんなときはマナー違反!スーツでスニーカーを履いてはいけないNGシーン
スーツにスニーカーを合わせる際は、会社の雰囲気や服装規定に準じることが基本です。
しかし、マナー上、着用を避けるべき場面も存在します。
シーンに合わせて使い分けましょう。
スニーカーを避けるべきシーン
- 冠婚葬祭などのフォーマルな式典: ドレスコードが定められていることが多く、スニーカーはマナー違反となる可能性が高いです。
- ビジネスシーン(取引先との商談やプレゼンなど): 第一印象が重要視される場面では、スーツを着用していても足元がカジュアルなスニーカーでは「礼儀に欠ける」というマイナスの印象を与えかねません。
レザースニーカーであっても、万が一のリスクを考慮し避けるのが賢明です。
その他注意点
- 清潔感の維持: 汚れたスニーカーを着用して会社に行くのはビジネスマナーとして好ましくありません。
ビジネス用にスニーカーを履く場合は、常に手入れを怠らず、清潔な状態を保つよう心がけましょう。
見た目がだらしない印象にならないよう注意が必要です。
スーツにスニーカーを取り入れたコーディネート例
スニーカーをビジネスシーンで活用するコーディネートでは、色使いや全体のシルエットへの配慮が不可欠です。
具体的にどのようなコーディネートがビジネスに適しているのか、実例を挙げながらご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ミディアムグレースーツ×黒スニーカー
ミディアムグレーのセットアップスーツに、ライトグレーのTシャツとスニーカーを合わせたビジネスカジュアルスタイルです。
全体的にモノトーンに近い色合いでまとめており、スニーカーでカジュアルさを出しつつも、セットアップできちんと感を保ったコーディネートです。
黒スーツ×グレースニーカー
黒のセットアップスーツに、ライトグレーのポロシャツとスニーカーを合わせた、モダンでカジュアルなスタイルです。
ニットのポロシャツを着用しており、襟元がきちんと感を出しつつ、柔らかい質感がカジュアルさを演出しています。
ライトグレーと白を基調としたスニーカーと合わせており、全体のモノトーンコーデに抜け感を加えています。
ネイビースーツ×白スニーカー
ネイビーのセットアップスーツに、淡い色味のインナーとスニーカーを合わせた、リラックス感のあるビジネスカジュアルスタイルです。
モックネックを着用し、首元が詰まっていることで、カジュアルながらも上品な印象を与えています。
全体的に落ち着いた色合いでまとめられ、カッチリしすぎないこなれ感のある着こなしです。
ビジネスカジュアルをはじめ、休日でも使えるコーディネートです。
ライトグレースーツ×白スニーカー
ライトグレーのセットアップスーツで、カジュアル寄りながらも清潔感のある着こなしです。
インナーとシューズを白で統一することで、スマートカジュアルやビジネスカジュアルに最適なコーディネートに仕上がっています。
ネイビースーツ×ネイビースニーカー
ネイビーのセットアップに白Tシャツとネイビースニーカーを合わせた、清潔感のあるシンプルなコーディネートです。
セットアップスーツとスニーカーの色を合わせることで統一感が生まれ、リラックス感がありながらもきちんと感を保っています。
オフィスカジュアルや休日の外出に最適です。
スニーカーにも合うORIHICAのビジネスカジュアル
ORIHICAでは、革靴だけでなく、ビジネスシーンに最適なスニーカーも豊富に取り揃えています。
スニーカーと相性の良いビジネスカジュアルアイテムも多数ご用意しておりますので、様々な組み合わせでコーディネートをお楽しみいただけます。
スケッチャーズ スリップインズ スニーカー
ハンズフリーで脱ぎ履きできる、アメリカブランド「スケッチャーズ」のスリップインスニーカーです。
通気性の高い生地と低反発インソールが、長時間の着用でも疲れにくい快適さを実現。
ビジネスからカジュアルまで幅広く対応し、洗濯機で洗うことも可能なのでお手入れも簡単です。
THE THIRD SUITS®
"THE THIRD SUITS®" はゆるすぎず、堅すぎない、次世代のスーツです。
スーツとしても、ジャケパンとしても着回しすることができる便利なアイテムです。
機能性に優れ、ストレッチが効いた素材で動きやすく、また自宅で洗うことが出来るため、汗をかいても清潔に保つことができます。
メンズビジネスジャケット
ORIHICAでは、ジャージー生地やデニム調といったカジュアルに使えるものから、セットアップでビジネス使いができるものまで取り揃えています。
多くが家庭用洗濯機で洗うことができるため、汗をかきやすい季節でも清潔に保つことができます。
ある程度の身だしなみが必要となったときに便利なビジネスジャケットになります。
ビジカジシャツ
ワイシャツよりもカジュアル感があり、リラックスしたシルエットでありながらも整った印象を与えるビジネス・カジュアル両方で使いやすいシャツです。
ジャケットの中に着るのはもちろん、夏場のクールビズなどはカットソーの上に一枚羽織るためのシャツとして使うこともできます。
また、一部シャツには形態安定加工が施されており、手入れがしやすいものもあります。
ジャケットを着る機会が多い人であれば、このようなビジカジシャツを選ぶのが良いでしょう。
ビズポロシャツ
ORIHICAのビズポロシャツはプルオーバー・前開きの両方で展開されています。
デザインも幅広く、さまざまなカラーバリエーションから襟の形状があり、ビジネスからカジュアルまで活用可能なラインナップとなっています。
また、ポロシャツにも形態安定加工が施されていたり、消臭機能を持つものがあるので、ビジネスシーンにもよりぴったりです。
ビズT
夏に使いやすい半袖のTシャツです。
ビジネスシーンにも適した丸首形状になっており、またしっかりとした生地であるために形も崩れにくくなっています。
パンツ・スラックス
ORIHICAで展開しているパンツ・スラックスは、ビジネスからビジネスカジュアルまで幅広い用途で使用することができます。
ストレッチの効いた機能性に優れたものから、インポート生地を使用した高級感あるアイテムまで幅広いラインナップを取り揃えています。
スーツにスニーカーを合わせるときはTPOに注意!
近年、ビジネスシーンでの服装規定が緩和され、スーツ着用が基本だった企業でもビジネスカジュアルが導入されるケースが増えています。
しかし、どのようなスニーカーでもビジネスに適切というわけではありません。まずはビジネスシーンに合ったスニーカーを選ぶことが重要です。
また、会社の規定で問題がない場合でも、式典や社外のパーティーなどTPOによっては、周囲にマナー違反と受け取られる可能性があるため、スニーカーの着用を避けるべき場面があることを理解しておきましょう。
ORIHICAでは、スニーカーを取り入れたコーデを多数提案しています。コーディネートに悩んだ際は、ぜひ参考にしてみてください。
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