通勤を身軽に! スーツとリュックのコーディネート

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通勤を身軽に! スーツとリュックのコーディネート

両手が自由になるリュックは、電車やバス、自転車などを利用する際には大変便利なアイテムですが、ビジネスシーンではリュックの選び方にも工夫が必要でしょう。そこで今回は、スーツとリュックの合わせ方について、選び方のポイントを詳しく解説していきます。

  1. ビジネスシーンでスーツにリュックを合わせても良い?
  2. 就活でスーツにリュックはOK?
  3. スーツとリュックを合わせるメリット
  4. ビジネスリュックの種類
  5. ビジネスリュックの選び方
  6. スーツとリュックを組み合わせたコーディネートの例

ビジネスシーンでスーツにリュックを合わせても良い?

リュックは両手が自由になるだけでなく、一般的なビジネスバッグと比べても大容量で荷物がたっぷり入り、重たいものも運びやすいのが魅力です。

近年ではスーツにリュックを背負うスタイルで通勤する人の姿も多く見られるようになっていて、「スーツ×リュック」はひと昔前よりも定着しているという印象を受けます。その背景には、パソコンやタブレットなどの機器を持ち運ぶ機会が増えたことや、スマートフォンの普及によって両手が使える方が便利というニーズが増えたことなどがあります。

その一方で、ネット上ではビジネスシーンでスーツにリュックを合わせることについて、「違和感がある」「避けた方が良い」といった声を見かけることも。実際にビジネスマナーとしてはどうなのでしょうか?

結論から言えば、ビジネスシーンでスーツにリュックを合わせることは決してマナー違反ではありません。もちろん、得意先を訪問するときや大切な商談時などには避けた方が良いなど配慮すべき点はいくつかありますが、基本的にはビジネスシーンでスーツにリュックを合わせても問題ないでしょう。

ただし、企業によっては就業規則でリュックを禁止しているケースもありますので、心配な場合には、会社の就業規則にリュックでの通勤に関する記載があるかどうかを事前に確認しておくことをおすすめします。

また、リュックはもともと登山時に荷物を入れるためのバッグであったため、カジュアルなイメージが根強いのも事実です。そのため、年齢が上の世代や、格式の高い企業などではスーツにリュックを合わせることに対して非常識と思われてしまう可能性もあります。初対面のお客さまを訪問する際には避けるなど、ビジネスシーンでスーツにリュックを合わせる場合には、TPOに即して使い分けをするなど工夫も必要でしょう。

ちなみに、ここでいうリュックというのはあくまでもビジネスリュックのことで、登山や普段使いするリュックサックとは全くの別物です。カジュアル色の強いリュックサックをスーツに合わせるのは、マナー違反と受け取られてしまうこともあるため注意が必要でしょう。なお、スーツでリュックを背負うとどうしてもスーツにシワがついてしまいやすいため、着用後にはアイロンを当てるなどこまめにケアしましょう。

就活でスーツにリュックはOK?

最近ではビジネスシーンでもリュックを認める企業が増えていて、通勤時間帯にはスーツにリュックを合わせている方を多く目にします。このようにビジネスシーンでは定着しつつある「スーツ×リュック」ですが、就職活動時にはスーツにリュックを合わせることは避けた方が良いでしょう。

IT系やアパレル系、ベンチャー企業などでは就活生のリュックをOKとしているところも見られますが、一般的な企業では就活生が採用試験や面接などにリュック姿で出席することを快く思わないケースもあるからです。

その理由としては、リュックはカジュアルな印象が強いため就職活動というフォーマルな場には相応しくないからです。採用試験や面接では、試験官はその人の立ち振る舞いや受け答えだけでなく、服装などの外見もしっかりとチェックしています。TPOに応じて常識ある服装ができるかどうかも、社会人としては重要なポイントになるからです。

また、リュックはたくさんの荷物を収納できるため荷物の多い就活生にとっては便利なアイテムですが、自立しにくいというデメリットがあります。面接時は荷物を持ったまま会場に入り、椅子の横にカバンを置くことになるわけですが、このときにバッグが倒れてしまったり、形が崩れてしまったりしているとだらしない印象を与えてしまいます。その点、ビジネスバッグであれば自立するため、スマートに荷物を置くことが可能です。

こうした点を踏まえると、例えその企業がビジネスカジュアルや私服を認めていたとしても、採用試験や面接などの場ではリュックは避け、オーソドックスなビジネスバッグを選択するのが賢明だと言えるでしょう。

スーツとリュックを合わせるメリット

スーツとリュックを合わせるメリットは、なんと言っても両手が自由になることです。バスや電車などで通勤をしている場合、座席に座れる日ばかりではありません。混雑していて立って乗るしかないときでも、両手があいていれば安心して手すりにつかまることができます。

また、移動中はスマホでニュースをチェックしたり、音楽を聞いたり、ゲームをして時間をつぶすという人も多いと思いますが、リュックであれば両手が開くためスマホの操作がしやすくなるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。

さらに最近は、タブレットやノートパソコンのIT機器を持ち運ぶことも多く、荷物が多くなりがちです。その点もリュックならパソコンはもちろん、仕事の資料やお弁当などもしっかり収納でき、重たい荷物も両肩で支えることができるため、体への負担を軽減することもできます。

近頃はおしゃれなビジネスリュックも多く、ファッションのアクセントとして取り入れることで個性的な通勤スタイルを楽しめるのもメリットのひとつです。

ビジネスリュックの種類

ビジネスシーンでスーツにリュックを合わせる場合には、ビジネス用に作られた「ビジネスリュック」を選ぶようにしましょう。ビジネスリュックには以下の3種類がありますので、それぞれの特徴を押さえた上で、自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。

通常のリュックタイプ


「背負う」に特化したリュックで、もっともオーソドックスなタイプです。デスクワークなどの内勤がメインで、通勤の時だけに使うリュックをお探しの方は、このタイプのリュックで充分間に合うでしょう。

2WAYタイプ


通常のリュックに持ち手がついたリュックで、「背負う」と「手持ち」という二通りの使い分けができるタイプです。通勤をはじめとする移動時にはリュックとして使用し、得意先などを訪問する際には手持ちバックとして使うというように、シーンに応じた使い分けができます。2WAYタイプのリュックがあれば、手持ちカバンとリュックの両方を揃える必要もありません。

3WAYタイプ


「背負う」「手持ち」に加えて「肩掛け」としても使えるタイプで、ビジネスリュックのなかでも人気が高い種類のひとつです。どんな場面でも使い分けることができるため、得意先の訪問や出張などの際にも役立ちます。

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ビジネスリュックの選び方

スーツを着用するビジネスマンに定着しつつあるビジネスリュックですが、リュックであればどんなものでも良いというわけではありません。あくまでもビジネスシーンで利用することを踏まえて、TPOに即したものを選びましょう。
では、実際にビジネスリュックを選ぶ際には、どのような点に注意したら良いのでしょうか。ここからはビジネスリュックの選び方のポイントを詳しく解説していきます。

装飾の少ないシンプルなもの


柄や飾りなどの多いカジュアルなリュックはビジネスシーンでは避けた方が無難です。どんな色のスーツにも合わせやすいシンプルな黒のスクエアタイプのリュックを選ぶと良いでしょう。

ベルト幅の広いもの


パソコンやたくさんの資料など、普段の荷物が重くなりがちな方は、ベルト幅の広いビジネスリュックを選ぶのがおすすめです。ベルト幅が狭いと肩にベルトが食い込んでしまうため、通勤などで長時間背負っていると肩や背中が痛くなってしまったり、擦れてスーツを劣化させたりしてしまうことも。その点、幅広のベルトであれば重たさを分散することができるため便利です。ただし、肩ベルトにクッションがついているものはカジュアル感が強くなってしまうこともあるため注意しましょう。

PCを収納する場合はクッション付きのもの


パソコンをリュックに入れて持ち運ぶ場合には、衝撃を吸収してくれる機能は必須です。クッション付きのものや、パソコンを入れる専用のスペースがあるもの、コードやマウスなどの小物類も収納しやすいタイプを選ぶと良いでしょう。

外出が多い場合、防水機能のリュックがおすすめ

営業職などで外出する機会が多い場合には、雨天時でも安心の防水機能付きのリュックがおすすめです。革製は雨に濡れるとシミになってしまったり、劣化が進んでしまったりとお手入れが大変になるため避けた方が良いでしょう。ナイロン素材で撥水加工がされたものや、水が入り込まないように止水加工がされたものなどが最適です。

持ち手付きの物を選ぶ


ビジネスリュックの使用がOKの得意先であっても、リュックを背負ったまま話をするのはマナーとしてNGです。訪問時に手持ちにさっと切り替えられるように、持ち手付きのものを選ぶと良いでしょう。

自立できるタイプ


得意先を訪問して座って商談をする場合、リュックは自分の足元に置くのがマナーです。この時、自立できないリュックだと見た目がだらしない印象になってしまうためおすすめできません。ビジネスリュックは床置きしても倒れたり形が崩れたりしないものを選びましょう。

収納ポケットが多いもの


パソコン、筆記用具、資料、名刺など、ビジネスで使う細々としたアイテムがきちんと収納できて、なおかつサッと取り出せるように、ポケットなどが多いものがおすすめです。

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スーツとリュックを組み合わせたコーディネートの例

ビジネスリュックの選び方のポイントがわかったところで、次は実際にスーツとリュックを組み合わせたコーディネートの例をいくつかご紹介します。

リュックタイプ


シンプルなリュックスタイルです。
カジュアルすぎるリュックはスーツとの相性が良くないため、シンプルなデザインを選ぶのがおすすめです。
黒色のリュックはスーツの色を選ばず、どのようなコーディネートでも合わせやすいため人気です。

2WAYタイプ


2WAYタイプのリュックスタイルです。
紺のリュックもスーツと相性がよく人気のスタイルです。
また、ナイロン素材のリュックは軽量で撥水性、耐久性に優れているため、外出の多いビジネスマンにおすすめです。


2WAY仕様のため、手持ちがついており、TPOに合わせた使い分けが出来るのでとても便利です。

3WAYタイプ


3WAYタイプのリュックスタイルです。



リュック持ち、肩掛け、手持ちとシーンに応じた使い分けが出来るため、一つあると重宝します。
収納性に富んだリュックも多く、PCを持ち運ぶ人はクッション付きのPCポケットがある仕様のものを選ぶとよいでしょう。

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ビジネスリュックにはさまざまな種類があり、各ブランドからも多彩なラインナップが登場しています。ぜひ上記を参考にして、リュックとスーツを組み合わせた通勤スタイルを楽しんでみましょう。

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