おしゃれに使いこなそう! ネッカチーフの巻き方 ~メンズ編~
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シンプルなコーディネートは年齢を問わず誰にでも着こなしやすい反面、気が付くといつも同じような雰囲気になってしまいがち。そこでおすすめなのが、オシャレ上級者のマストアイテム「ネッカチーフ」です。今回は、メンズファッションと相性抜群のネッカチーフについて、選び方や巻き方のポイントを詳しく解説していきます。
ネッカチーフとは?
ネッカチーフ(neckerchief)とは、おしゃれや防寒のために首の周りに巻く正方形の布のことです。英語で首を意味する「neck(ネック)」と、正方形の大きな布を表す「kerchief(カチーフ)」を語源としています。その歴史は古く、もともとは中世ヨーロッパの女性や子どもが頭巾のようにしていて使っていたと言われていて、日本では少なくとも大正初期には使用されていたようです。
現在はファッションアイテムとしても人気のネッカチーフですが、アメリカ海軍やボーイスカウトなどをはじめ、所属する組織や団体を明らかにするための目印としてネッカチーフを用いているところもあります。
なお、ネッカチーフは一般的にスカーフよりもサイズの小さなものを指すことが多く、素材はシルクなど肌触りの良いしなやかな生地が主流です。また近年は正方形のものだけでなく、首に巻きやすいようにあらかじめ三角形に作られたネッカチーフや、初心者にも簡単に結ぶことができる細いタイプもあります。チーフリング(ワグル)と呼ばれるネッカチーフを留めるためのリングなどを合わせてコーディネートを楽しむスタイルも人気があります。
柄や色、素材を変えることで寒い時期だけでなく、一年を通してファッションアイテムとして使うことができるのもネッカチーフの魅力です。
ネッカチーフが与える印象
ネッカチーフに挑戦してみたいと思ってはいるものの、どのようなシーンで取り入れたら良いのか分からないという人は多いのではないでしょうか。
ネッカチーフは柄や素材によって印象が大きく変わりますが、どんなコーディネートであっても取り入れることでそのスタイルを「格上げ」できるのが特徴です。例えば、一歩間違えると地味な印象になってしまいがちなシンプルな服も、ネッカチーフを合わせるだけで首元が華やかになり垢抜けた印象に変わりますし、オフィスカジュアルの定番であるシャツとジャケットに合わせれば、洒脱で大人っぽい印象に仕上げることができます。
もちろん、ネッカチーフは普段使いだけでなくパーティーシーンでも大活躍。カジュアルなスタイルの結婚パーティーや二次会など、比較的ドレスコードの緩いパーティーであれば、ネッカチーフを使った個性的なセンスが光るコーディネートが楽しめます。
ただし、ネッカチーフはバロックタイや蝶ネクタイと比べると格式は下となりますので、ドレスコードがあるフォーマルなパーティーシーンでは避けた方がベターです。
ネッカチーフの選び方
いつものコーディネートを手軽に格上げしてくれるネッカチーフ。初めてネッカチーフを使うビギナーでも、自然に取り入れることができる選び方のポイントについて、詳しく見ていきましょう。
柄の入っているものを選ぶ
ネッカチーフの役割はいつものコーディネートにスパイスを加えること。首回りのおしゃれというのは、全体の比率からしてもわずかなものですので、アクセントとして際立たせるためには単品で見たときに少々派手に思えるくらいのものを選ぶのがポイントです。
差し色には明るい色を選ぶ
ネッカチーフを差し色として取り入れる際、ビギナーは悪目立ちを恐れてダークカラーのものを選んでしまいがち。そこを思い切って明るい色を選ぶことで、垢抜けた印象に仕上げることができます。差し色を選ぶ際には原色以外のものから始めるのがおすすめです。
もちろん同系色でなじませてもOK
落ち着いた大人モードのスタイルを楽しむときには、敢えて洋服と同系色のネッカチーフを選ぶというのもOK。特にブラックやグレーなどのモノトーン系の服装のときには、ダークカラーのネッカチーフを合わせることで、品の良いスタイルに仕上げることができます。
基本となるバイアス折りとは
ここからは、ネッカチーフの巻き方について詳しくみていきましょう。ネッカチーフは結び方を変えることでさまざまな雰囲気を楽しむことができますが、まずは基本となる「バイアス折り」を覚えておきましょう。
ネッカチーフの巻き方
ネッカチーフの基本の折り方「バイアス折り」を覚えたら、いよいよ巻き方の実践です。ここではさまざまなシーンに使えるおすすめの巻き方を3つご紹介します。
固結び
「固結び」は、基本となるネッカチーフの結び方です。バイアス折りしたスカーフの折り目側を下にして首に巻き、前で一度固結びをします。上になった方の端をもう一度上重ねて結びます。両端を持ってキュッと締め、形を整えれば完成です。
ネクタイ風に結ぶ
ネッカチーフをネクタイ風に結ぶ方法は、Tシャツやニットとの相性が良い結び方です。バイアス折りしたネッカチーフを、ネクタイを巻くのと同じ方法で使います。
リングを使って結ぶ
結び方に自信がない人は、「チーフリング」と呼ばれるネッカチーフを留めるためのリングを使って結ぶ方法もおすすめです。バイアス折りしたネッカチーフを首にかけ、両端を合わせてリングに通すだけで、シンプルなスタイルを楽しめます。
ご紹介した選び方や結び方のポイントを参考にして、ネッカチーフを取り入れた垢抜けコーデを楽しんでみませんか?
ORIHICAスタッフのネッカチーフを使った着こなしをこちらでご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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