初心者でも簡単に結べるネクタイの結び方基本4種!詳しい結び方とおしゃれに結べるネクタイを紹介

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初心者でも簡単に結べるネクタイの結び方基本4種!詳しい結び方とおしゃれに結べるネクタイを紹介

ビジネスでスーツを着る際にはシーンに応じてネクタイを選ぶことはもちろん、結び方にも十分に気を遣う必要があります。
結び目が大きくなってしまったり、逆に小さくなってしまったりときちんと結ばなければアンバランスな見た目で、印象も悪くなってしまいます。
本記事では基本的な結び方から、結ぶときのコツなどを解説していきます。

  1. 【基礎知識】ネクタイの各名称について
  2. ネクタイの結び方の種類
  3. 動画とイラストで分かるネクタイの結び方
  4. ネクタイをおしゃれに結ぶコツ
  5. お葬式におけるネクタイのマナーには要注意
  6. 初心者におすすめなORIHICA(オリヒカ)のネクタイピックアップ

【基礎知識】ネクタイの各名称について

ネクタイの結び方を知る前に、それぞれの名称について知っておくと、より結び方の手順がわかりやすくなります。

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まず、ネクタイの幅の広い方を「大剣」、幅の細い方を「小剣」と言います。
ネクタイを結ぶ際には基本的に小剣を軸にして、大剣を動かして結んでいくことになります。

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そして、首元の結び目を「ノット」と言います。
ネクタイの結び方は「〇〇ノット」という名前になっていますが、これはそれぞれの結び目の形状から成っています。

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そのほか、巻きつけた際に通す輪っかの部分が「ループ」と言い、ここを通すことでネクタイが締まる仕組みになっています。

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また、結んだ際には大剣の結び目部分がくぼむ形になることがありますが、これを「ディンプル」と言います。

結び方の説明については、上記名称を基に行われることが多いため、覚えておいてください。

ネクタイの結び方の種類

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ネクタイにはさまざまな結び方があり、シーンによって使い分けることもできます。 結び方の種類としては、下記が使われることの多い結び方になります。

  • プレーンノット
  • ダブルノット
  • ウインザーノット
  • セミウインザーノット
  • エルドリッジノット
  • トリニティノット
  • クロスノット
  • スモールノット
  • ノンノット
  • ブラインドフォールドノット
  • チューリップノット

特に、どのようなシーンにも合う結び方として「プレーンノット」「ダブルノット」「セミウインザーノット」「ウインザーノット」の4種類を覚えておくと便利です。

ビジネスシーンでは「プレーンノット」や「ダブルノット」など結びやすいものが主流であり、結婚式など式典には「ウインザーノット」や「トリニティノット」のように結び目が華やかになるもの・スマートな見た目になる結び方が用いられることが多いです。
「ノンノット」や「チューリップノット」はカジュアル向けで、普段の生活にちょっとしたおしゃれとしてネクタイを合わせるのに適した結び方になります。

また、例えばビジネスシーンで「トリニティノット」でネクタイを結ぶのはマナーとしてNGとなるなど、シーンによっては適さない結び方もあるため、迷ったときは先述した基本の4種類の結び方でネクタイを締めると良いでしょう。

動画とイラストで分かるネクタイの結び方

ネクタイの結び方には多くの種類があります。
いろいろな結び方を知っていればそれだけ応用も効きますが、まずは代表的な結び方から覚えるようにしましょう。

今回はネクタイの結び方の基本となる「プレーンノット」「ダブルノット」「セミウインザーノット」「ウインザーノット」について、詳しい結び方と特徴を解説していきます。

結び目が小さく簡単な「プレーンノット」の結び方

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「プレーンノット」は最も基本的な結び方で、結び目が小さくなるのが特徴です。
すっきりとした印象になりますが、きつく結ぶよりは多少ゆるめに結んだ方がシルエットも綺麗になります。

ビジネスや冠婚葬祭などほとんどあらゆるシーンで用いることができ、ネクタイの傷みが少ない結び方であることも長所のひとつです。

プレーンノットの結び方・手順

結び方の手順は次のようになります。

  1. 大剣を小剣の上へ交差させる
  2. 大剣を小剣の裏側に回す
  3. 裏側に回した大剣を小剣に一回巻きつけて、表側にループを作る
  4. 結び目になる首元から裏側に回した大剣を出す
  5. ③で作ったループに大剣の先を通して、結び目を押さえながら下に引っ張る

難点としては、結ぶのが簡単であるために、左右がアンバランスになりやすいです。
また、強く締めすぎると結び目が小さくなりすぎてしまい、逆にゆるすぎるとだらしない印象を与えてしまうため、塩梅が難しいというデメリットもあります。

長め・細めのネクタイに最適で結び目も綺麗な「ダブルノット」の結び方

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プレーンノットより少しだけ縦に長く、厚みのある結び目になるのが「ダブルノット」です。
細いネクタイやインポートものなど少し長めのネクタイを結ぶのに特に適した結び方であり、しっかり締めるだけで形が整いやすいのが特徴です。

ダブルノットもあまりシーンを選ばない結び方ですが、結び目がよりしっかりとしているためにフォーマルな場などに適しています。

ダブルノットの結び方・手順

ダブルノットは次のように結んでいきましょう。

  1. 大剣を小剣に表から2回巻きつけて、大剣の先が表に来るようにする
  2. そのままもう一度裏側を通して、ループを作る
  3. ループが出来たら、大剣の先を裏側に持っていく
  4. 裏側から結び目となる首元に大剣の先を出し、ループの形を整える
  5. ループに大剣を通して、下に引っ張る

ダブルノットの結び方はほぼプレーンノットと同じですが、上図3の巻きつけが「2回」になっています。

慣れないうちは大剣の長さが小剣より短くなってしまい、丁度良い長さがわかるまでは結び直すことが多くなるかもしれません。
ダブルノットで結ぶときは、大剣の方を少し長めにとっておくと、バランスが取りやすいです。

また、結び目のボリュームが大きくなるので、幅の広いネクタイや生地に厚みのあるネクタイの場合に用いるのは避けたほうが良いでしょう。

襟が開いたシャツなどにぴったり!「ウインザーノット」の結び方

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オーソドックスな英国式の結び方である「ウインザーノット」は、正三角形に近い形でボリュームのある大きな結び目になります。
あまり幅の広いネクタイだと結び目が大きくなり過ぎますが、襟の開きが大きいワイシャツや襟そのものが大きな「ワイドカラーシャツ」に合わせるとしっくりと決まります。

ウインザーノットはクラシカルな結び方なので、フォーマルやセミフォーマルなシーンに適しています。
また、胸元をしっかりと主張する結び方なので、就活の面接や大事な商談、プレゼンをするときなどにもおすすめです。

ウインザーノットの結び方・手順

ウインザーノットの結び方はプレーンノットやダブルノットとは大きく変わります。

  1. 大剣を小剣の上に交差させた後、首元の後ろから前に大剣を通して巻きつける
  2. 前に通した大剣を小剣の後ろに回す
  3. ①から逆の位置に、大剣の先を前から後ろに巻きつける
  4. 両サイドに綺麗に巻きつけたら、小剣に大剣を表から裏に巻きつけてループを作る
  5. 首元の裏側から大剣を出し、④で作ったループに通して引っ張る

ダブルノットよりも巻きつける回数が多くなるため、大剣の方を長めに取っておくか、首元近くで締め始めるようにしないと、長さがちぐはぐになりがちです。
また、巻きつける位置が色々と変わるため、ねじれないように注意しましょう。

より細身の逆三角形でスマートな「セミウインザーノット」の結び方

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「セミウインザーノット」または「ハーフウインザーノット」と呼ばれることもありますが、これはウインザーノットよりも小さく、程よい大きさの結び目が作れる結び方です。
レギュラーカラーのワイシャツでも、少しワイドなカラーのワイシャツでも違和感なく、しっかりとした結び目になります。

ウインザーノットよりも細身でありながら同様に胸元を主張できるため、大事な商談や面接など自分を印象づけたいときにおすすめです。

セミウインザーノットの結び方・手順

結び方について、セミウインザーノットはウインザーノットの派生ではありますが、最初の手順から異なります。

  1. 大剣を小剣の上から交差させ、裏側に回した大剣を左側に持っていく
  2. 左側に来た大剣の先を前から後ろに向かって首元から通す
  3. 首元から通した大剣を軽く引き、左側にしっかりと結び目を作る
  4. 大剣を小剣の前から回して反対側に持っていって首元の裏に差し込み、表にループを作る
  5. 首元から大剣をループに通して、下に引っ張る

セミウインザーノットは結び方の都合上、非対称の形になりがちで、初めはバランスの取り方が難しいかもしれません。
また、手順も複雑であるので、鏡を見ながら締めるようにしましょう。

ネクタイをおしゃれに結ぶコツ

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ネクタイを実際に締めてみると、大剣が長くなってしまったり、結び目が綺麗にできなかったりということもあります。
ネクタイは首元から、ノージャケットの際は体の中心に来るものであるため、見栄えが悪いと印象も悪くなってしまいます。

また、ビジネスシーンおよびフォーマルシーンでは着用することが必須になることが多いですが、ネクタイに関するマナーも存在します。

では、ネクタイを締める際にはどのような点に気を付ければ良いのかというチェックポイントと、マナーを含めた注意点について解説していきます。

ネクタイの長さはベルトに丁度かかるくらいがベスト

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ネクタイは、ネクタイの先がベルトにかかるかかからない長さで締めるように意識します。
長すぎるのも短すぎるのも、見栄えが良くありません。

首回りの長さや結び方によって、大剣と小剣の長さがどれくらい必要になるかは人によって変わるため、何度か結びながら、ベルトにかかる位置にするのに必要な長さの目安を見つけましょう。

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また、ネクタイピンを付けるならスーツの第一ボタンの少し上、ボタンを留めたときにピンがちらりと見えるくらいの位置で留めるようにします。
ネクタイピンで留めておくと、ネクタイが垂れ下がらず邪魔にならないので、見た目だけではなく便利です。

ネクタイに「ディンプル」があるとよりスタイリッシュに

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「ディンプル」とはネクタイを結ぶときにできる、えくぼのような縦に長いくぼみのことです。
ディンプルがあると立体的に見え、スタイリッシュなイメージを与えることができます。

ディンプルを2つ作る「ダブルディンプル」というものもありますが、これはフォーマル用になります。
ビジネス向けには1つだけ作るのが適しています。

ディンプルは自然にできるものですが、きれいに作るためのコツがあります。

ネクタイを結ぶ際、まずはゆるく形を整えるように巻きます。
次に大剣を親指、中指でつまみ、人差し指はくぼみを整えるように添えます。
そして、できたくぼみを意識しながら結び目を引き上げれば、綺麗なディンプルができあがります。

お葬式におけるネクタイのマナーには要注意

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ネクタイを締める際のマナーとして、お葬式においては「ディンプルを作ること」と「ネクタイピンをつけること」はマナー違反になる可能性があります。

ディンプルはネクタイを締めた姿をおしゃれに見せるためのものであり、ネクタイピンはアクセサリーのひとつであるため、厳粛な場であるお葬式にはふさわしくないと考えられています。
そのため、普段からディンプルを作ることに慣れ、無意識にできてしまう場合は注意しておきましょう。

なお、結び方に関しては特にマナーはありませんが、胸元の主張が強くなるウインザーノットなどよりも、プレーンノットなど一般的な結び方をしておいた方が無難です。

また、お葬式においては弔事用となる黒無地のネクタイを締めなければいけません。
他の色や柄の入ったものはマナー違反となるため、弔事用ネクタイとして一本用意しておくようにしましょう。

初心者におすすめなORIHICA(オリヒカ)のネクタイピックアップ

ORIHICA(オリヒカ)で取り扱いのあるネクタイとして、ネクタイを締めるときの目印となるガイド付きのものや、ノンアイロンで洗って干すだけでもある程度綺麗な形を保てるものなどがあります。

仕事上ネクタイを締める機会が多いのであれば手入れしやすいものがおすすめで、あまり着用する機会がない方にはガイド付きやネクタイピンとセットでリーズナブルなものが良いでしょう。

結び目マーク付きネクタイ

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新卒祝いに最適な「リクルート・フレッシャーズ向けネクタイ」も取り揃えています。
こちらの「結び目マーク付きネクタイ」は特徴として、結び目部分にネクタイを締める際のガイドとなるよう、ORIHICA(オリヒカ)のロゴマークが刺繍されており、まだネクタイを結ぶのに慣れていない方におすすめのものとなっています。

デザインもビジネスにぴったりのストライプ柄、紺やグレーなど落ち着いた色で展開されています。
自宅での洗濯も可能で長く使えるため、最初の一本にふさわしいネクタイと言えるでしょう。

結び目マーク付きネクタイの一覧を見る

NON-IRONウォッシャブルタイ

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自宅で洗濯可能で、アイロンをかけずに吊り干しするだけで着用できるノンアイロンのウォッシャブルネクタイです。 多少シワが残っても、中低温で当て布をした状態でアイロンがけするだけで手入れはOK!

デザインとカラーバリエーションも豊富で、光沢・質感はシルクと同等のポリエステル素材「シルック」を用いているために、使いやすいながらも高級感のあるネクタイとなっています。

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自分に合った結び方選びと慣れが大事

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ネクタイの結び方はすべて覚えなければいけないというものではなく、自分が結びやすいものをいくつか選び、その結び方に慣れていく方が大事です。
例えば合わせやすいダブルノットと、フォーマル用にセミウインザーノットの2種類をしっかり覚えておくといった選び方も良いでしょう。

慣れない結び方だと仕上がりも悪く、また結ぶのにも時間がかかってしまいます。

また、ネクタイはスーツやシャツとのトータルコーディネートで映えるものです。
ネクタイの結び方を覚えるのに併せて、より結び方に合ったアイテム選びをおすすめします。

ORIHICAスタッフによるネクタイを用いたコーディネートも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

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