臭いがついてしまったスーツの消臭方法

最終更新日:

臭いがついてしまったスーツの消臭方法

いくらスーツでビシっと決めているつもりでも、そのスーツに臭いがついてしまっているのでは台無しです。最近ではスメルハラスメントという言葉もあり、オフィスなどでの臭いには十分注意を払いたいものです。今回は臭いがついてしまったスーツの消臭方法、臭いがつかないようにする対策などを解説します。

  1. スーツが臭くなってしまう主な原因
  2. 臭くなってしまったスーツの消臭方法
  3. スーツが臭くならないための対策方法

スーツが臭くなってしまう主な原因

スーツが臭くなる原因としてまず考えられるのは汗です。本来、汗は無臭なのですが、衣類に染み込むと強烈な臭いを放ち始めます。これは汗で湿った部分に細菌が繁殖するためです。細菌の中には汗など体からの分泌物を好物とするタイプが存在し、衣類が吸い取った汗を栄養として繁殖します。その際に発生するのがあの独特の臭いです。

また、焼肉などの煙に含まれる臭いがスーツの繊維に吸着するケースもあります。食べているとき、油や汁の細かい粒子が飛んで付着することもあるでしょう。これらの食べ物の臭いもスーツが臭くなる原因になります。

ほかには煙草や空調などの臭い、ほこりが付着することによる臭い、もともとの体臭が移った臭いなどが主な原因として考えられます。

臭くなってしまったスーツの消臭方法

スーツは、上記のような原因が複合して臭いが定着していきます。消臭する際は次の方法を試してみましょう。

消臭スプレーを使う

市販されている消臭スプレーの多くは、消臭とともに抗菌、除菌の効果を謳っています。とくに汗の臭いは細菌が原因となっています。これらのスプレーを使うことで臭いを原因とともに取り除くことが期待できます。

クリーニングに出す

クリーニングにはドライクリーニングとウェットクリーニングがあります。臭いを取るのに効果的なのはウェットクリーニングのほうで、臭いを落としたいときはこちらを依頼しましょう。ウェットクリーニングはドライクリーニングのあとに少量の水を霧状に高圧で拭き付けて洗う二段階洗浄です。ドライクリーニングのみよりも1.5~2倍程度費用がかかりますが、効果は高いでしょう。

ORIHICAの「メンズ スーツ(洗えるスーツ)」の商品一覧を見る

浴室に干す

自宅でウェットクリーニングに似た処置をするとしたら、シャワーを浴びたあとの浴室に干しておく方法がおすすめです。浴室に充満している湯気=湿気をスーツに吸わせて、そのあと風通しが良い場所に陰干ししてください。これでもある程度、臭いを取ることができます。

扇風機や冷風ドライヤーをかける


もっと簡易的な方法ですが、扇風機や冷風ドライヤーで臭いを吹き飛ばすのも効果があります。出張先などでの応急処置として覚えておくと役に立つでしょう。

スーツが臭くならないための対策方法


普段からスーツが臭くならないための対策を取ることも効果的です。次のことを心がけてみてください。

連続で同じスーツを着ない


毎日同じスーツを着ていると臭いが蓄積されます。1日着たら1日休ませるようにすれば、それだけで臭いは緩和されます。最低でも2着を交互に着るようにしましょう。

ジャケットを裏返しにしておく


飲食店などではジャケットを脱いで裏返しにしておきましょう。これだけでもジャケットの表面に臭いが染み付くのをある程度防ぐことができます。

機能性インナーを着て、汗対策をする


大切なのは汗がワイシャツを通してスーツにまで浸透するのを防ぐことです。ドライ効果のある機能性インナーを着用すれば、汗が外に染み出すのを防いでくれます。体臭を抑える消臭肌着もあるので試してみましょう。

ORIHICAの「メンズ ワイシャツ(スーパーノンアインロン)」の商品一覧を見る

ブラッシングをする

帰宅したらスーツをブラッシングします。意外にも効果が高い方法です。面倒でも、帰ってスーツをハンガーに掛けたら、スーツに付着しているほこりや汚れをブラッシングで落とすようにしましょう。

普段から予防と対策を心がけるだけで、スーツの臭いはかなりの部分、防ぐことができます。周囲に迷惑をかけて“スメハラ”などといわれないよう、最低限の注意と対策をしておきましょう。

ORIHICAの「メンズ スーツ(洗えるスーツ)」の商品一覧を見る

関連リンクはこちら

ビジネスベルトやバッグなどの革製品のお手入れ方法
スーツを長持ちさせるためのお手入れ方法
ORIHICAオンラインショップでアイテムを探す