冬目前! 冬のレディーススーツの着こなし方

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冬目前! 冬のレディーススーツの着こなし方

朝夕の気温が低くなってくると、レディーススーツも衣替えの時期を迎えます。とは言っても、スーツはオールシーズン変わらないものを着て、冬はコートに、マフラーを加えるくらいしか変化を付けないという人もいるかもしれません。今回はもう少し季節感にこだわった、冬のレディーススーツの着こなし方をご紹介します。

  1. 冬用スーツって本当に必要?
  2. 秋冬スーツへの衣替えの時期は?
  3. 冬のレディーススーツの基本
  4. 冬のレディーススーツの着こなしのコツ
  5. おしゃれに着こなそう! レディーススーツの冬のコーディネート例

冬用スーツって本当に必要?

春夏用スーツも冬用スーツも、デザインに大きな違いはありません。冬用スーツは、本当に必要なものなのでしょうか。

結論から言うと「必要」という答えになります。理由はいくつかありますが、大きな理由として挙げられるのは、次の2点です。

ひとつは、冬を過ごすには、春夏用スーツでは寒すぎること。そもそも、夏と冬では衣類の役割が大きく変わります。夏は暑さから体を守るために通気性や吸湿性のある素材が用いられますが、冬は外気を通さず保温性のあることが第一です。春夏用のスーツでは、厳寒期の冷たい風が素通りしてしまい、寒さに震えることに……。

もうひとつ気をつけたいのが、相手に与える印象です。デザインは同じでも、衣服の素材は季節によって変わりますし、見ればすぐにわかるもの。冬なのに夏物を着ていると「着るものに無頓着なだらしない人」思われる可能性があります。

秋冬スーツへの衣替えの時期は?

秋冬もののスーツはいつ頃着始めるものなのでしょうか。決まりがあるわけではありませんが、多くの人が秋冬もののスーツを着るようになるのは最低気温が20℃を下回った少し後です。

月で言うと、10月中旬が目安となるでしょう。さらに11月には北寄りの強い風である木枯らしも吹き始めます。冬向けのスーツに加えて、コートも用意するようにしましょう。

冬のレディーススーツの基本

冬のレディーススーツはスーツ、インナー、コートの組み合わせを考えて選ぶのが基本です。それぞれ、次のようなポイントを意識してみてください。

秋冬用のスーツを選ぶ


素材はウールが基本です。ウール生地を起毛加工した柔らかいフランネル、ややカジュアルな雰囲気になるツイードのスーツも秋冬らしくておすすめです。上着はオールシーズン向けの背抜き(裏地が背中の半分ほどのもの)ではなく、総裏(裏地が全面についているもの)を選びましょう。秋冬向けに特化したスーツを持っていると、真冬の寒い日に重宝します。

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秋冬用のビジネス用のコートと合わせる


この時期、欠かせないのがコートです。黒、ベージュ、ネイビー、グレーなど、合わせやすい色のビジネス用コートを選んでください。数着あればいろいろなシーンで使い分けもできます。トレンチコートやチェスターコートなどシンプルで飽きの来ないデザインのものを手に入れましょう。

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インナーとしてニットを着用する


インナーはブラウスやシャツが定番ですが、この時期はニットを合わせると防寒にもなりますし、季節感のある着こなしにもなります。ベストやVネックまたはクルーネックセーター、カーディガン、タートルネックニットなどを組み合わせてみましょう。ニットの選び方次第でフェミニンな雰囲気も作れます。

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冬のレディーススーツの着こなしのコツ

冬もレディーススーツをおしゃれにかっこよく着こなしたいものです。そのコツについてご紹介します。

スカートよりパンツスーツがおすすめ


足元から冷える冬は、スカートよりもパンツスーツがおすすめです。冷気が忍び込みにくく、素材によっては足全体を暖かく包み込んでくれます。それだけでなく、スカートはどうしても相手に「寒そう」という印象を与えてしまいがち。実際は寒くないにしても、先方にいらぬ心配をさせることになりかねません。丈が短めのスカートだとなおさらです。


ただ、冬だから毎日のように北風が吹いて寒いというわけでもありません。思いのほか暖かい日もあります。そんなときのために、セットアップでスカートとパンツの両方を用意しておき、当日のお天気や気温によって着こなしを変えてみるというのはいかがでしょうか。スカートにするかパンツにするか、コーディネートする楽しみがあります。また、周囲にも「TPOを意識している人」と、好印象を持ってもらえることでしょう。

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黒タイツは避けてストッキングを

冬のスーツでスカートをはくと、どうしても冷え対策として黒のタイツを履きたくなるものです。実際、とても暖かいので、一度履いたら手放せないという方も多いのではないでしょうか。

プライベートでは問題ないのですが、ビジネスシーンにおいては、黒タイツは避けてストッキングを履くのが基本と心得ておきましょう。その理由は、黒のタイツは弔事におけるブラックフォーマルに該当するからです。人に会ったとき、これでは失礼になってしまいます。

ただ、体質的にどうしても冷えがつらいという方もいらっしゃるでしょうし、ストッキングでは寒くてしかたがないということもあるでしょう。そのような場合は、肌色のタイツの着用をおすすめします。タイツがNGというわけではなく、あくまでも黒いタイツがNGということなので、肌色を選べば問題ありません。

冬物感がある生地のアイテムを取り入れる

冬のスーツには、冬物ならではの生地、冬だからこそ活躍する生地を取り入れるとおしゃれです。代表的な生地をいくつかご紹介します。

まずは、フランネル。ウールの生地を起毛加工したもので「フラノ」と呼ばれることもある暖かく柔らかい生地です。カシミアやアンゴラを織り込んだ高級タイプのフランネルなら、さらに暖かさが増します。ちなみに、薄手の生地を「サキソニー」、厚手の生地を「メルトン」と呼びます。

続く生地は、ツイードです。スコットランドやアイルランド生まれのウールで、特徴は太い糸で織られていること。ツイードのジャケットは高級感があり人気です。ツイードの一種であるホームスパンも、冬に取り入れたい生地のひとつ。手織りの風合いが魅力で、暖かく心地好い手触りです。

おしゃれに着こなそう! レディーススーツの冬のコーディネート例

冬のスーツとインナーのコーディネートを考えてみました。ぜひ参考にしてみてください。

ベージュのコートで軽やかさを演出


大人コーデに欠かせないベージュは、暗くなりがちな冬のコーディネートを軽やかにまとめてくれます。ブラウンのスーツとの相性も抜群で秋冬らしい季節感を演出することができておすすめです。

起毛感のあるスーツ×カーディガン


起毛感のあるスーツで季節感を漂わせつつ、防寒対策もしっかりと。少し明るめの色のスーツを選べば、秋冬ものでも重くなりすぎません。また、インナーにはシャツの上にカーディガンを挟むのがポイント。温度調節がしやすく、少しカジュアルさも感じさせる着こなしです。

秋冬でも、あえてライトグレーのスーツ


ライトグレーのスーツは夏のイメージが強いかもしれませんが、コーディネートと素材の選び方次第で秋冬らしい着こなしに。とりわけ、インナーに白のタートルネックニットを合わせるとグッと季節感が増します。さらにパンツスタイルにすると颯爽とした雰囲気が出て◎。パンプスの素材もスウェード調にすると、さらに統一感が生まれます。

グレーなどシンプルな装いに、ニットを加えて


一見、シンプルなグレースーツスタイルに、インナーにはニットを着用。崩しすぎず、すっきりとした冬スーツスタイルを演出させたいときは、このようにさらりと1枚ニットを取り入れるアイデアを試してみましょう。

冬のレディーススーツを中心とした着こなしは、防寒性と温度調節のしやすさ、そして季節感を演出できる素材を選ぶのがポイントです。基本はシンプルに、けれどちょっとした工夫も忘れずにコーディネートを楽しみましょう。

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