レディーススーツに合わせるインナーの選び方
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レディーススーツのスタイリングでつい悩みがちなのが、中に合わせるインナーです。そもそもレディーススーツに合うインナーにはどのようなものがあり、選ぶときはなにを基準に考えれば良いのでしょうか。レディーススーツに合わせるインナーの選び方をご紹介します。
レディーススーツに合わせるインナーの種類
レディーススーツのインナーには大まかに分けるとブラウス、カットソー、シャツの3種類があります。それぞれの特徴を説明しましょう。
ブラウス
ブラウスは広義にはシャツの一種ですが、最初から女性向けに作られている衣類を指します。特徴は、形が丸みを帯びていたり、ウエスト部分が絞られていたりすること、フリル、リボン、サッシュ、ドレープなどの装飾がよく施されていること、シースルーな素材が使われること、などです。
カットソー
カットソーの定義は「ニット素材の生地を裁断し、縫製して作られる衣服」というものです。ただ、これだと範囲が広くなり、イメージがつかみづらいかもしれません。
レディーススーツに合わせるカットソーと言えば、基本的に衿とボタンのないシンプルなのものと捉えてしまっても良いでしょう。ネックラインはラウンドネックやスクープドネック、スクエアネックなどが主流ですが、リボン付きなどのデザインカットソーも人気があります。
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シャツ
男性のワイシャツのように衿とボタンのあるインナーです。衿型にはスキッパーカラー、シャツカラーなどがあります。スキッパーは第1ボタンに該当する部分がなく、衿をジャケットの外に出して着るタイプのカラーです。就活でもよく着用されるように、シャツをインナーに着るとかっちりとした印象になります。
レディーススーツのインナーの選び方
インナーを選ぶときのポイントは次のとおりです。
白やピンク、水色など淡い色を合わせる
レディーススーツに合わせるインナーの基本は白です。他に選ぶなら薄いピンクや水色、グレーなどが候補に挙がります。柄物も、派手すぎず落ち着いたものならおしゃれに見えるでしょう。
柄物の場合、まずおすすめしたいのがストライプです。白や淡い色を基調にしたストライプは、おしゃれで、なおかつすっきり爽やかな印象になります。色の組み合わせやストライプの太さが目立ちすぎないものを選ぶようにすると良いでしょう。
幾何学模様は、個性的でクール、スタイリッシュなイメージに。ストライプ同様、色の組み合わせがくどくならないようにすれば、自分らしさを演出できるアイテムになります。
女性らしさをアピールするなら、細かい花柄や薄い色合いのチェックもおすすめです。花柄の場合はあくまでも細かい小花であること、チェックもさりげなさがポイントになります。ストライプや幾何学模様と同じで、色が濃すぎたり、柄が目立ちすぎたりするとビジネスシーンにはふさわしくないので気をつけましょう。
フリルブラウス、リボンタイなどの女性らしいインナーを選ぶ
シンプルになりすぎるのを避けたいときは、フリルやリボンタイなどの女性らしいデザインのインナーを選びましょう。素肌になじむ、とろみのある素材のシャツも女性らしいソフトな印象になります。
露出度が高すぎるもの、派手すぎるもの、下着が透けてしまうものは避ける
ただし、胸元が空きすぎているなど露出度が高いもの、色や柄、デザインが派手すぎるもの、インナーから下着が透けて見えてしまうものなどはオフィスで身につけるのにふさわしくありません。必ず一度鏡の前でチェックしてみましょう。
そうは言っても、白やピンクなどの淡い色は、素材によってはどうしても透けて見えてしまうことがあります。デザインはビジネスにふさわしいのに、気になるのは透け感だけ……ということも。そのような場合は、キャミソールなどの肌着を着用して目立たないようにする工夫をすれば大丈夫です。冬は薄手の長袖シャツをインナーの下に着用しても良いでしょう。これならもたつくこともありませんし、着ぶくれてしまうこともありません。
気をつけたいのは、色の選び方です。プライベートならどんな色でも許されますが、ビジネスシーンでは黒は避けた方が無難です。また、白い下着は、意外と目立ってしまうもの。ベージュやモカなど、地肌よりも少し濃い色を選ぶことがポイントです。そうすると透け感もなく、自然な印象で着こなすことができます。
ジャケットの袖が通しやすいインナーを選ぶ
インナーを選ぶときに、意外と盲点となりがちなのが、上に羽織るジャケットの袖の通しやすさです。ブラウスやシャツの場合は、あまり気にすることはありませんが、厚みのあるカットソーを選ぶと、袖が通しにくくなってしまうことがあります。どうにか袖が通せたとしても、全体的にすっきりしない窮屈そうな着こなしに……。実際に、動きにくくなることもあるでしょう。厚みのあるインナーは、必ず試着をして袖が通しやすいかどうかを確認することが大切です。
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レディーススーツのインナーのコーディネート例
レディーススーツとインナーはどう組み合わせれば良いのでしょうか。おすすめのコーディネート例も見てみましょう。
春夏コーディネート
まずは、春夏のコーディネートを見ていきましょう。
グレースーツ×淡いピンクシャツ
派手すぎない淡いピンクのシャツは汎用性の高いアイテムの一つ。
グレースーツにほんの少し華やかさをプラスできます。
ネイビースーツ×ストライプシャツ
奇抜な柄のインナーはビジネスシーンではNGですが、スーツと色のトーンを合わせたストライプのシャツなら、かえって気品のあるコーディネートに。身頃と衿の色柄が異なるクレリックシャツは、若々しくキュートな印象になります。
ネイビースーツ×白カットソー
ネイビースーツに白カットソーという定番のスタイリングです。完全な白無地だとさびしいというときは、写真のようにビジューやパールをあしらったデザインのカットソーを選ぶのがおすすめです。
グレースーツ×デザインカットソー
同じカットソーでも、リボン付きのデザインカットソーにすれば女性ならではのスタイリングに。リボンは蝶結びにするか、抵抗があるという場合は写真のように軽く結ぶ方法もあります。デザインがかわいらしいアイテムは、かわいくなりすぎないように色のトーンを抑えるなどの調整をするのがポイントです。
ネイビースーツ×ピンクカットソー
ネイビースーツは汎用性が高いため、どんな色とも合わせやすいのが特徴です。
ピンクのインナーとの相性も良く爽やかな印象になります。
七分袖のスーツで合わせると夏らしい雰囲気が演出できます。
秋冬コーデ
次に、秋冬のコーディネートです。
ブラウンスーツ×デザインブラウス
大人っぽい花柄デザインのインナーに合わせたコーディネートです。
スーツとインナーを同系色の茶色で合わせることで秋らしい装いの完成です。
グレースーツ×ワインカラーカットソー
秋冬は暖色系のインナーを取り入れると季節感を出すことができます。
濃色のインナーにはグレーのスーツで揃えるとメリハリのある着こなしに。
アクセサリーのついたカットソーは華やかな印象を演出できるのもポイント。
ネイビースーツ×ブルーシャツ
定番のネイビースーツは季節を問わず、通年オシャレを演出できます。
胸元のタックがおしゃれなクレリックシャツは上品なイメージで、シャツだけでも華やかにみせることができます。
インナーを工夫することで、レディーススーツのコーディネートの幅はいまよりもずっと広がります。ブラウス、カットソー、シャツなどから自分に合った、そしてTPOにも合ったインナーを選んで組み合わせましょう。
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また、こちらからORIHICAスタッフのスーツに合うインナーコーデもご覧いただけます。ぜひ参考にしてみてください。
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