入社後はどうする? 新入社員におすすめのスーツスタイル ~男性編~

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入社後はどうする? 新入社員におすすめのスーツスタイル ~男性編~

スーツにはさまざまなデザインやスタイル、テイストのものがあります。では、新入社員が選ぶならどのようなスーツが良いのでしょうか? ここでは春から新社会人になる皆様に向けて、新入社員向けにスーツ選びのポイントをご紹介します。

スーツはいつまでに準備しておくと良い?

4月からスーツが必要になるとすると、遅くとも1ヶ月前、できれば2ヶ月前にはスーツを選ぶためにお店に足を運びたいところです。スーツは「お直し」が発生する可能性があり、その分、期間に余裕を持っておいたほうが安心です。裾直しのみであれば当日持ち帰ることも可能ですが、袖丈、ウエストなどのお直しは1週間前後かかると考えておきましょう。

また、2月~3月上旬は新入社員向けのスーツが店頭に多く並ぶ時期でもあります。2月頃に店舗に行けば自分に合うスーツ、好みのスーツを選ぶことができるでしょう。時期が遅くなればその分、選択肢が少なくなってしまう可能性があります。「少し早め」に準備に取り掛かることを意識しておきましょう。

新入社員はどんなスーツを着ればいい?

新入社員が着用するスーツは、ビジネスマンとして仕事に臨むのにふさわしいスタイルを踏襲しつつ、新人らしいフレッシュな印象を与えるものであるのが理想です。会社や職種による違いもありますが、一般的にはベーシックな色とデザインのスーツを数着用意して着回せるようにしておきましょう。

具体的には、異なる色の新調スーツを最低2着、それにプラスして就職活動で着ていたリクルートスーツの3着があればローテーションできるはずです。ただし、リクルートスーツはあくまで就活用のスーツです。入社後の研修期間などに着るのは問題ありませんが、半年から1年程度で通常のビジネススーツに買い換えるようにしたほうが良いでしょう。

新入社員におすすめのスーツの色

新調するスーツは、黒、ネイビー、グレーを中心にダークな色合いのものを選びましょう。同じグレーでもミディアムグレー以上の明るい色だとカジュアルな印象が強すぎるかもしれません。チャコールグレーなどの濃い色のほうが無難です。柄は無地がシンプルで合わせやすく、ビジネススタイルを意識するなら「控えめな」ストライプが入ったものもおすすめです。

まずはここから! スーツのディテールの違いを知ろう

スーツには多くのディテールの違いがあり、「新入社員に適しているスーツ」も時代によって変わってきます。どのような違いがあるのか、スーツの仕様やディテールの代表的なものを見てみましょう。

シングルスーツとダブルスーツの違い

シングル(シングルブレストスーツ)はスーツのジャケットのボタンが1列のものを言います。シンプルで、ビジネスにおいては最も一般的な型でしょう。

一方のダブル(ダブルブレストスーツ)は、ボタンが2列のものです。シングルよりフォーマルなようにも思えますが、実際には同列です。トレンドのスタイルではありますが、一般的にはシングルが多数を占めます。新入社員のスーツとしては、シングルのほうがおすすめです。

スーツの2つボタンと3つボタンの違い


シングルには、2つボタンと3つボタンのものがあります。3つボタンのスーツは一時期流行し、ビジネスで着る人も見かけましたが、最近は2つボタンが主流となっています。2つボタンは上のボタンひとつを留め、下のボタンははずして着るのがセオリーです。3つボタンの場合も、一番下のボタンは留めないのが一般的です。

スーツのノーベントとセンターベントとサイドベンツの違い


ベントとは、スーツのジャケットの裾に入っているスリット(切れ込み)のことです。

ノーベントとは?

どこにもスリットが入っていないタイプのジャケットのことです。ベントは動きやすくするためにあとから作られたものですので、ノーベントは動きやすさよりも端正さを重んじる礼服などのフォーマルウェアに用いられています。

センターベントとは?

後ろの真ん中にスリットが入っているタイプのジャケットです。最近では最もよく見かけるタイプで、すっきりしたシルエットに見えます。

サイドベンツとは?

サイドの2箇所にスリットが入っているタイプのジャケットです。ポケットに手を入れてもシルエットが崩れにくいのが特徴です。

続いてスラックスの種類! スラックスにはタックの有無がある


タックとは、スラックス(パンツ)のウエスト部分に立体的な余裕を持たせるために布地を折り込んで作られるひだのことです。このタックがいくつあるかによって、スラックスのシルエットや印象が変わってきます。

ノータックとは?


ノータックはタックがないスラックスのことです。近年のスーツスタイルでは多いタイプで、シンプルですらりとしたシルエットになります。特に細身の人にとってはタックなしのほうが腰回りに生地が余らず、すっきりとはきこなせます。

ワンタックとは?


スラックスのファスナーを挟んだ左右にそれぞれ1本ずつタックが入っているのがワンタックです。

ツータックとは?


左右それぞれに2本ずつタックが入っているのがツータックです。パンツは太めになる傾向が強いですが、最近のトレンドとして、細身のテーパードタイプもあります。

スラックスについての詳しい記事はこちら

スラックスの裾上げの種類

スラックスの裾上げをする時には店員に「シングルにするかダブルにするか」を尋ねられるはずです。折り返しをしない裾上げがシングル、折り返しをする裾上げがダブルです。

シングルかダブルかも流行によって移り変わりがありますが、最近の傾向だとシングルが主流です。特に細めのスラックスは、足元がすっきりとした印象になります。

ダブルにした場合は、足元が落ち着いた雰囲気になります。ダブルにするときの幅は3.5cm~4.5cmが一般的に多く見られます。身長や体型、スーツのテイストを加味しながら、まずは店員さんと相談して決めるのが良いでしょう。

スーツ以外に入社前に用意しておくべきものとは

スーツ以外にもワイシャツとネクタイはローテーションを考えたものを用意しておく必要があります。ワイシャツは定番の白のほか、淡いブルー、淡いピンクなども選択肢に入るでしょう。ネクタイはスーツと同系色のカラーを選ぶのが最も簡単です。柄は無地、レジメンタル(斜めのストライプ)、チェック、ドット、小紋柄などを持っているとバリエーションが広がります。ネクタイを選ぶ際は基本的に派手すぎないもの、爽やかな印象を与えるものを選ぶよう心がけてください。

上記以外には靴下、シャツの下に着るアンダーシャツもスーツスタイルにふさわしいものをそろえておきましょう。靴とベルトは黒と茶色があれば万全ですが、ひとまず黒だけでもあれば良いでしょう。

新入社員におすすめ! スーツコーディネート

新入社員など若い人向けのスーツでは、シングル2つボタン、ノータック、裾上げシングルが一番すっきりとしたスタイルとして人気です。シルエットはスリムフィットがまだ人気が高くはありますが、細すぎない体に合ったシルエットを選びましょう。

ネイビースーツスタイル


ネイビースーツ×白シャツ×ネイビーネクタイは最もオーソドックスな組み合わせ。紳士的でありながら爽やかな印象を与えるスタイルになります。ネイビースーツはやや固いイメージもありますが、ネクタイをドット柄にしたことで柔らかく親しみやすい雰囲気を醸し出しています。

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細身のネイビースーツスタイル


同じくネイビーで細身のスーツに、メリハリの利いた配色のタイを合わせたスタイルです。細身のスーツにレジメンタル(斜めのストライプ)のネクタイは爽やかで軽快な印象を与えます。また、スーツのネイビーに合わせてネイビーの入ったネクタイを合わせているため、ネクタイが孤立せずに、全体が引き締まって見えます。

グレースーツスタイル


濃いグレーのスーツに、淡いブルーのシャツとチェックのネクタイをコーディネート。淡いブルーのシャツは白の次にそろえたい着回し力のあるアイテムです。グレースーツと単色シャツは落ち着いた雰囲気ですが、ネクタイのチェック柄は新入社員らしいフレッシュさと優しい印象を与えてくれるはずです。

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