ワイシャツのインナーが必要な理由と選び方
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ワイシャツのインナーはどんなものがいいのか、迷ったことがある人は多いのではないでしょうか。自身の着やすさも大切ですが、周囲の目も意外に気になる部分でもあるので配慮が必要です。
今回はワイシャツのインナーが必要な理由と、その選び方についてまとめます。
ワイシャツのインナーが必要な理由とは?
ワイシャツの下にはインナー(肌着)を着ないという人もいます。そもそもインナーは着用すべきものなのでしょうか?
実は中世からルネサンス期にかけて考案されたワイシャツの原型となるシャツは、男女共用の下着として作られたと言われています。現在でもヨーロッパではワイシャツは下着という認識があり、多くの人は素肌にそのままワイシャツを着用します。
ただ、そのスタイルをそのまま日本でも適用するのは無理があるという意見も少なくありません。日本は高温多湿で汗をかくことが多く、ワイシャツに汗ジミができたりニオイが発生したり、肌や体毛が透けて見えることもあります。日本においては、適切なインナーを着るのがマナーという考えが一般的ではないでしょうか。
インナーの種類と選び方
では、ワイシャツの下のインナーにはどんな選択肢があるのでしょう。前提として、色は白もしくは肌の色に近いベージュを選ぶのが無難です。素材は綿か、最近は吸水通気性能をアップしたドライ素材を選ぶ人もいます。形は次のようなものがあります。
Vネック
Vネックは人気のある形です。ワイシャツの第一ボタンを外した時に下着が見えにくくスマートなため、クールビズなどノーネクタイの時に特に重宝します。ただ、首元が開いているのがシャツの上から透けて見えてしまうという面もあります。似た形としてUネックもあります。
ノースリーブ
袖がないのでワイシャツの下に着た時に腕の部分に違和感がなく、外からもすっきりとして見えます。涼しく着られるため夏向きですが、脇汗が直接ワイシャツに染み出すこともあります。首元は大抵の場合、Vネックなので、Vネックと同様の利点と難点があります。
タンクトップ
ランニングシャツに近い形ですが、通常、タンクトップはややタイトな作りです。ノースリーブよりさらに涼しく、その分、脇汗なども直接ワイシャツに浸透しやすいでしょう。ジャケットを着ていない場合、後ろから見るとシャツのラインと素肌が透けて見える難点もあります。
丸首Tシャツ
クルーネックとも言われます。スタンダードな形のインナーで、最近の主流は首周りにやや余裕があるものです。その場合でも、ノーネクタイで第一ボタンを外すとインナーが覗いてしまうのはあまりスマートではありません。一方、ワイシャツの上から素肌が透けることはほとんどないので、その点は使いやすいでしょう。夏は暑苦しいと感じるかもしれない点と、Tシャツとして売られているものは生地が厚くインナーとして着ると野暮ったい雰囲気になるので注意しましょう。
以上のように、ワイシャツのインナーは、季節やネクタイの有無、ジャケットを脱ぐか脱がないかといった条件によって選ぶようにすると良いでしょう。いくつか種類の違うものを揃えておけば、臨機応変にインナーも変えられます。自身のスタイルに合うものをいくつかチョイスしてみてはいかがでしょうか?
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