リクルートスーツを着るときの選び方とマナー ~メンズ編~
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就職活動用のリクルートスーツはどんな基準で選べば良いのでしょうか。スーツは定番アイテムですが、トレンドも影響するものなので、「今ならこのタイプ」というポイントもあります。今回はメンズリクルートスーツの選び方と、着こなす上でのマナーについてご紹介します。
リクルートスーツはいつ頃に購入するべき?
基本的にリクルートスーツは早めに買って準備しておいたほうが安心です。その年の就職活動のスケジュールにもよりますが、最近の傾向では3月には企業エントリー開始、6月からは企業の選考が始まることが多くなっています。
しかし、OB・OG訪問をしたり、合同説明会に参加したり、証明写真を撮影したりといったことを考えれば、遅くともその前年、大学3年生のうちに購入しておくのが良いでしょう。
なお、最近は大学3年生の夏のインターンシップに参加する人も多く、その場合は3年の春にはスーツを購入することになります。
リクルートスーツは何着購入するべき?
リクルートスーツはできれば2着以上用意しておきたいところです。というのも、1着をずっと着回すとなると、汚れたりシワになっている場合にクリーニングに出すのが間に合わなかったり、また同じスーツで2次面接も3次面接も受けることになるなどの問題が出てくるためです。
3年生のときに夏のインターンに参加するために夏用のスーツを買い、その後、年が明けてからの活動のために冬用のスーツを買うという人もいます。
理想は、オールシーズンのスーツを2着、サマースーツを1着用意することです。色はブラック系が使いやすく、他にネイビー系のスーツもあれば使い分けができるでしょう。
リクルート用のメンズスーツの選び方
まず1着は持っておきたいのが、2ボタンのブラック系スーツです。ブラックと言ってもフォーマルスーツのような真っ黒ではなく、ビジネスにふさわしい黒色です。
シルエットはすっきりとスマートなものを選べばフレッシュな印象になります。ただし、ジャケットのフロントボタンは、一番下をはずした状態でこぶしが半分から1個入るくらいの余裕を持たせるようにしてください。
ネクタイは赤、紺、グレーなどから選びます。赤なら熱い気持ちを伝えたい最終面接にもふさわしいでしょう。シューズ、バッグなどの小物も黒で揃えて、最後にタイバーも付けて、しっかりとした着こなしで面接に臨んでください。
もう1着選ぶなら、同じく2つボタンのネイビースーツがおすすめです。爽やかな好印象を与えられ、清潔感もアップします。ネクタイもネイビーで揃えればより誠実な印象になるでしょう。
パンツはノータックで裾はシングル、パンツ丈は靴を履いてハーフクッション~1クッション入るくらいの長さにします。
素材は見た目の清潔感を印象付けられるような、シワになりにくく動きやすいものを選びましょう。クリーニングに出さなくても自宅で洗濯できるウォッシャブルスーツもおすすめです。
メンズリクルートスーツを着るときのポイント
ジャケットの下のボタンは留めずに開けるのがマナーです。そしてフラップ(ポケットのふた)は外に出さず、中にしまいます。
細かいことですが、フラップの目的は雨よけや埃よけなので、屋内にいるときはポケットの中にしまっておくのが本来の使い方です。
また、ポケットの中にあまり物を入れすぎると型崩れの原因になるので避けるようにしましょう。そのほか、パンツの腰穿きはだらしない印象を与えてしまう恐れがあるので、ビジネス用ベルトを使用してきちんと穿くように心がけてください。
メンズリクルートスーツはデザインがきちんとしていることはもちろんですが、着用感や洗いやすさといった機能面でも優れたものを選びたいところです。いろいろな角度から検討して納得のいくスーツを手に入れ、就職戦線をしっかりと戦い抜いてください。
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