ネクタイ・シューズ・バッグの
お手入れ方法

ネクタイとシューズとバッグのお手入れ方法をご紹介します。

ネクタイの基本メンテナンス

Pointネクタイの上手な保管方法

  • 丸めて保管

    丸めたネクタイのイラスト

    イラストのように丸めておくか、丸いポールにかけて保管することをお勧めします。

  • たるみ糸

    たるみ糸のイラスト

    たるみ糸を軽く引っ張ると縫い目の緩みが均一になり型くずれが直ります。

  • ニットタイは4つ折りで

    四つ折りのニットタイのイラスト

    ニットタイは吊るすと伸びてしまうので4つ折りにして保管しましょう。

※シワになってしまった場合

着用後の結びジワはあて布をしてアイロンのスチームをあてると効果的です。アイロンを直接あてるとテカリが出るため厳禁です。また出張などで持ち運ぶ際はシワにならないよう、上図の様に丸めて鞄に入れることをお勧めします。

シューズのお手入れ方法

Point 1靴を長持ちさせるためには

  • 購入後、履く前にはっ水スプレーをかけておくと、汚れがつきにくくなります。
  • 1日履いたら1~2日休ませましょう。
  • 靴を傷めないためにも靴ベラを使い、靴ヒモはしっかり結びましょう。
  • 保管時はシューキーパーを活用しましょう。
靴べらを使用しない足元と、靴べらを使用する足元のイラスト

Point 2シューズのお手入れの手順

用意するもの

靴ブラシ・靴クリーナー・乳化性クリーム
やわらかい布(数枚)・はっ水スプレー

革靴のお手入れの方法

  • 靴の足先を磨くイラスト

    ① ブラシか布で軽くホコリや汚れを落とします。
    (ヒモ靴はヒモをはずします)

  • 布にクリームを付けるイラスト

    ② 少量のクリーナーで軽く拭き、汚れや古いクリームをとりのぞきます。
    ※直接、靴につけるとシミになることがあります。

  • 靴の先を布で拭くイラスト

    ③ 少量(両足分で小豆粒1つ分位)の靴クリームを薄くのばしながら塗り込みます。
    ※クリームの色は同じか少し薄い色を選びます。

  • 靴先をブラシで磨くイラスト

    ④ クリームが乾いてから、②で使ったのとは別のブラシでなじませ、布で磨き上げます。
    ※さらにストッキングで磨くと一層光沢がでます。

  • 靴にはっ水スプレーをかけるイラスト

    ⑤ 仕上げにはっ水スプレーを吹きかけます。
    ※ガラス革(光沢のある革)の靴は、カラ拭きのみのお手入れで十分です。(クリームを塗ると、かえって光沢が損なわれます。)

起毛革(スエード・ヌバック等)

  • ブラシで軽くホコリや汚れを落とします。(ヒモ靴はヒモを外します)
  • 全体に汚れてきたらスエード専用クリーナーをお使いください。
  • 全体が色あせてきたらスエード専用の補色スプレーをお使いください。
  • 仕上げはブラッシングをしてはっ水スプレーを吹きかけます。

雨に濡れたら

※濡れた靴をそのままにしておくと型くずれやヒビ割れの原因になります。
① 水滴や汚れを軽く拭き取ります。
② ティッシュでくるんだ新聞紙を爪先までしっかり詰めて水気を取ります。
③ 風通しのいい日陰で充分乾かしてください。
※立てかけておくと底も乾きやすくなります。
【注】直射日光の当たる場所に置いたりドライヤーに当てたりすると皮が硬くなったりヒビ割れをおこしたりしますので絶対に避けてください。
④ 乾いたらホコリ・汚れを落とし、靴クリームや保皮クリームを塗ります。

艶出し剤について

液状の艶出し剤は手軽に艶出しできますが、あくまで応急処置です。
日常のお手入れをせずに使い続けるとヒビ割れなどの原因になります。
1〜2回使ったらクリーナーで艶出し剤を拭きとり、乳化性クリームなどでお手入れしてあげましょう。
クリームやスプレー等は、油性のものは避けましょう。表面加工がはがれることがあります。

バッグのお手入れ方法

Point 1皮革製品のお手入れ方法

  • 軽い汚れは、乾いた布でカラ拭きしてください。
  • 油性の汚れやひどい汚れは、柔らかい布に皮革用クリーナーを少量含ませてやさしく拭き取り、その後にカラ拭きをします。ただし、色落ちする場合もありますので、目立たない所でテストしてからお使いください。

ベンジン、シンナー等の揮発性のもので拭かないでください。
また、水で丸洗いすることは絶対におやめください。

革製バッグを磨くイラスト

Point 2ナイロン、布製品のお手入れ方法

  • 汚れた場合はぬるま湯を絞った布で拭いてください。
  • 汚れがひどい場合は、洗剤液(カップ1の水に対し液体洗剤2~3滴)で絞った布で表面を拭き、その後、水で軽く絞った布で洗剤分をとりのぞきます。

ベンジン、シンナー等の揮発性のもので拭かないでください。

布製バッグを磨くイラスト

Point 3バッグの保存方法

  • バッグの中を空にしてください。型くずれや臭いがつくのを防ぎます。
  • 重ね置きせず、温度や湿度の低い、風通しの良い所に保管してください。
  • 皮革製品は梅雨時などカビの発生を防ぐために陰干ししてから保管してください。

バッグを長持ちさせるコツ

日頃のお手入れが、バッグを長持ちさせるコツです。素材に合った正しいお手入れを行ってくださいますようお願いいたします。