ビジネスシューズを長持ちさせるためのお手入れ方法

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ビジネスシューズを長持ちさせるためのお手入れ方法

ビジネスシューズは自分の足にフィットしていて履きやすく、気に入っているものをなるべく長く履き続けたいものです。そのために必要なのは定期的に、あるいは状況に応じたお手入れです。
購入してすぐにやるべきことから日々のお手入れ、濡れたときのケアまで、知っておきたいビジネスシューズのお手入れ方法について解説します。

ビジネスシューズの寿命は?

ビジネスシューズ(革靴)の寿命は履く頻度や、履く人の体重、製法などによって異なります。
特に、製法の違いは寿命を大きく左右します。伝統的なグッドイヤーウェルト製法という製法で作られた靴は10年以上、マッケイ製法という製法で作られた靴は5年以上履き続ける事ができると言われています。
最も簡易的で大量生産しやすい製法はセメント製法と呼ばれるもので、この製法の靴でも2年以上は履くことができます。

ただ、寿命が長いと言われている製法の靴でも、定期的なお手入れを怠ってしまうと、寿命よりも早いタイミングで傷んでしまい、履くことができなくなってしまいます。それだけ日々のお手入れは重要なものだと言えます。

ビジネスシューズ購入後のお手入れ

ビジネスシューズを購入後はどんなお手入れをすれば良いのでしょうか?

防水スプレーをかける

ビジネスシューズ購入後は、すぐに防水スプレーをかけるようにしましょう。防水スプレーをかけることで、水や油をはじいてくれる効果があり、汚れもつきにくくなります。

シューキーパーを使う

靴を履かないとき、靴の中にシューキーパーを入れておくと靴のつま先部分が反り返るなど変形や型崩れを予防することができます。また高品質のシューキーパーの場合は靴の中の除湿や消臭、カビ発生を防ぐなどの効果も持ち合わせています。梅雨などがあり多湿な日本では、シューキーパーは必須のアイテム。日常的に使うことでビジネスシューズを長持ちさせることができるでしょう。

ビジネスシューズを履いたあとのお手入れ

■1日履いたら、1~2日は休ませる

1日履くとコップ1杯程度の汗をかきます。毎日履くと、その汗が乾かないのでムレの原因となります。

■着用時は靴べらを使用する

型崩れを防ぎます。

■靴磨きは月1~2回程度

日々のメンテナンスはブラッシングで充分です。

ビジネスシューズのブラッシング方法

01


型崩れ防止と磨きやすくするため、シューキーパーがあると便利です。
アッパー部分を上から下に、ブラシで軽くホコリや汚れを落とします。
※紐靴は紐をはずします。

02


クロスにクリーナーをつけ、軽く伸ばしながら汚れを落とします。
古い靴クリームなどもしっかり落とします。
※クリーナーを直接、靴につけるとシミになる場合があります。

03


靴クリームを薄く伸ばしながら塗り込み、革に栄養と補色効果を与えます。

04


ツヤ出しクリームで全体を磨き、光沢を出します。
ツヤ出しクリームがない場合は、靴クリームが乾かないうちにクロスで磨き上げます。

05


仕上げに防水スプレーを吹きかけ、雨や汚れを防ぎます。

ビジネスシューズが濡れてしまった場合のお手入れ方法

濡れた靴をそのままにしておくと、型崩れやヒビ割れの原因になりますので、早急な対応が肝心です!!

01

水滴や汚れを軽く拭き取ります。

02

ティッシュでくるんだ新聞紙をつま先までしっかり詰めて水気を取ります。
濡れが激しい場合は2~3回取り替えます。

03

風通しの良い日陰で充分乾かします。
ドライヤーを当てたりすると、革が硬くなったりヒビ割れをおこしますので厳禁です。

04

乾いたらホコリ、汚れを落として靴クリームを塗ります。

ビジネスシューズはできれば3足ほど用意してローテーションするのが理想です。正しい方法でメンテナンスしつつ、シューキーパーなども用いて休ませながら使用することで、長く履き続けることができるでしょう。また靴をいたわる意識を持つことも大切です。上記を参考に、しっかりと丁寧にお手入れをしてください。

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