DIRECTOR'S VOICE ディレクターズボイス

Vol.01 Birth of ORIHICA (1)

ORIHICAの誕生は2003年。ブランドのコンセプトは"Key to the new lifestyle"。
毎日身につける「服」だからこそ、新しいライフスタイルを生み出す"鍵"となり、生活を楽しむための"鍵"となる、そしてその新しいライフスタイルに欠かせないものでありたい、そんな願いをこめてスタートしました。

ブランド名の由来は"The Original High Category"、オリジナルな個性を大切にし、クオリティの高いものを、通常とは違う切り口で提供するブランドを目指し、毎シーズン進化をつづけています。

モダンブリティッシュを基本としながらも、日本のカルチャーにあわせた服作りがORIHICAの特徴。ORIHICAはヨーロッパと日本、異なる二つのカルチャーを深く理解した上で生み出されるクリエーションなのです。

服作りにおいて表面的に真似することは難しくありません。でも、内側に流れる哲学を理解していなければカタチだけで終わってしまいます。自分の中に取り入れて、さらによいものに昇華させること、そうすることでつくり手の気持ちのこもったこだわりのアイテムが生み出されるのです。

ORIHICAのアイテムは、ブリティッシュのディテールとヨーロッパの考え方、そして日本人の品質へのこだわりが反映されています。

すべてのデザインには理由があり、コンセプトがあります。私はその理由やコンセプトについて考え理解することが最も大切なことであると思っています。
ですからORIHICAをスタートさせる前、オーナーと私は12カ月の間ヨーロッパをリサーチにまわり、メンズスーツの発祥の地であるイギリスと日本のカルチャーを理解し優れた点を融合させることに力を注いだのです。

現在ではプレスルームとなっている、表参道のショップについても同様です。
ショップデザインを担当したのは、後に表参道ヒルズも手がけることになる、英国人2人のユニット「クライン・ダイサム・アーキテクツ」。すべての角を取り払ったやわらかいシェイプの壁は上からゆるやかに下がり、奥へと続く居心地のいい「洞くつ」が再現されています。

なぜショップが「洞くつ」なのか。
それは決して奇抜さだけを狙ってつくられたわけではありません。何に最も心を動かされて、一番楽しい思い出は何だったか、何を顧客に伝えたいか、そうしたブランドの背後に流れるオーナーの想いを伝えるために人生を振り返って考えてもらった結果、生み出されたのが「洞くつ」だったのです。

このショップでは、まるで宝物を隠しているように壁の絵も鏡に映るように飾られています。子どものときに味わったドキドキする高揚感、好きなものをすべて集めた秘密基地にいるときの興奮、ORIHICAはそうした気持ちを、洋服を通してお客様と共有したいという想いでつくられたブランドでありショップなのです。

BACK NUMBER バックナンバー

  • Vol.12 MY LONDON WITH ORIHICA
  • Vol.11 ORIHICA Exhibition ~ 2012 SPRING&SUMMERS ~
  • Vol.10 Collaboration Project
  • Vol.09 Social Network
  • Vol.08 Post Royal Wedding
  • Vol.07 Recruit suit
  • Vol.06 Royal Wedding
  • Vol.05 White Day
  • Vol.04 Valentine's Day
  • Vol.03 Christmas
  • Vol.02 Royal Ascot
  • Vol.01 Birth of ORIHICA(2) ORIHICAの誕生
  • Vol.01 Birth of ORIHICA(1) ORIHICAの誕生

DIRECTOR'S VOICE ディレクターズボイス

Vol.01 Birth of ORIHICA (1)

ORIHICAの誕生は2003年。ブランドのコンセプトは"Key to the new lifestyle"。
毎日身につける「服」だからこそ、新しいライフスタイルを生み出す"鍵"となり、生活を楽しむための"鍵"となる、そしてその新しいライフスタイルに欠かせないものでありたい、そんな願いをこめてスタートしました。

ブランド名の由来は"The Original High Category"、オリジナルな個性を大切にし、クオリティの高いものを、通常とは違う切り口で提供するブランドを目指し、毎シーズン進化をつづけています。

モダンブリティッシュを基本としながらも、日本のカルチャーにあわせた服作りがORIHICAの特徴。ORIHICAはヨーロッパと日本、異なる二つのカルチャーを深く理解した上で生み出されるクリエーションなのです。

服作りにおいて表面的に真似することは難しくありません。でも、内側に流れる哲学を理解していなければカタチだけで終わってしまいます。自分の中に取り入れて、さらによいものに昇華させること、そうすることでつくり手の気持ちのこもったこだわりのアイテムが生み出されるのです。

ORIHICAのアイテムは、ブリティッシュのディテールとヨーロッパの考え方、そして日本人の品質へのこだわりが反映されています。

すべてのデザインには理由があり、コンセプトがあります。私はその理由やコンセプトについて考え理解することが最も大切なことであると思っています。
ですからORIHICAをスタートさせる前、オーナーと私は12カ月の間ヨーロッパをリサーチにまわり、メンズスーツの発祥の地であるイギリスと日本のカルチャーを理解し優れた点を融合させることに力を注いだのです。

現在ではプレスルームとなっている、表参道のショップについても同様です。
ショップデザインを担当したのは、後に表参道ヒルズも手がけることになる、英国人2人のユニット「クライン・ダイサム・アーキテクツ」。すべての角を取り払ったやわらかいシェイプの壁は上からゆるやかに下がり、奥へと続く居心地のいい「洞くつ」が再現されています。

なぜショップが「洞くつ」なのか。
それは決して奇抜さだけを狙ってつくられたわけではありません。何に最も心を動かされて、一番楽しい思い出は何だったか、何を顧客に伝えたいか、そうしたブランドの背後に流れるオーナーの想いを伝えるために人生を振り返って考えてもらった結果、生み出されたのが「洞くつ」だったのです。

このショップでは、まるで宝物を隠しているように壁の絵も鏡に映るように飾られています。子どものときに味わったドキドキする高揚感、好きなものをすべて集めた秘密基地にいるときの興奮、ORIHICAはそうした気持ちを、洋服を通してお客様と共有したいという想いでつくられたブランドでありショップなのです。

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  • Vol.12 MY LONDON WITH ORIHICA
  • Vol.11 ORIHICA Exhibition ~ 2012 SPRING&SUMMERS ~
  • Vol.10 Collaboration Project
  • Vol.09 Social Network
  • Vol.08 Post Royal Wedding
  • Vol.07 Recruit suit
  • Vol.06 Royal Wedding
  • Vol.05 White Day
  • Vol.04 Valentine's Day
  • Vol.03 Christmas
  • Vol.02 Royal Ascot
  • Vol.01 Birth of ORIHICA(2) ORIHICAの誕生
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