足元から見られる!? ビジネススーツに合う靴は?

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足元から見られる!? ビジネススーツに合う靴は?

オシャレは足元から、という言葉はよく耳にしますが、ビジネスの世界では、初対面で実際に足元をチェックされることもよくあります。

ここではビジネススーツに合わせる靴について、まとめます。

  1. スーツに合わせる靴はどんな靴が良い?
  2. ビジネススーツと合わせるのを避けたほうが良い靴は?
  3. 革靴の種類 ~内羽根式・外羽根式の違い~
  4. 革靴の種類 ~つま先部分の違い~

スーツに合わせる靴はどんな靴が良い?

スーツに合わせる靴として真っ先に候補に挙がるのは革靴です。ビジネスシューズという名称も、ほとんどの場合はスーツ用の革靴のことを指します。

カラーは黒(ブラック)か茶(ブラウン)が定番です。茶色には暗めのダークブラウン、明るめのライトブラウン意外に、やや赤みがかったバーガンディーなどもあります。

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革靴にもさまざまな種類がありますが、中でもフォーマルなのは紐の付いたタイプです。デザインは紐を通す部分の構造と、つま先の形状によっていくつか異なる種類があり、それぞれ使用シーンも違ってきます(詳しくは後述します)。

ビジネススーツと合わせるのを避けたほうが良い靴は?

同じ革靴でもビジネスで履くにはふさわしくないタイプの革靴というのがあります。具体的に例を挙げてみましょう。

まず、ワークブーツなどのハードなテイストの革靴は避けたほうが無難です。革製ではあるもののカジュアルに寄りすぎてしまい、どちらかといえばジーンズなどとの相性の良い靴だからです。同じブーツでもチャッカブーツやサイドコアのレインブーツなどはスーツにも合わせられます。

紐なしのローファーも本来はカジュアルシューズですが、ビジネスシューズとして使っている人も多く、それほど違和感はないでしょう。スエード靴もやや上級なおしゃれアイテムとして使えます。

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革靴の種類 ~内羽根式・外羽根式の違い~

紐付きの革靴には、内羽根式と外羽根式の2種類があります。細かい部分の作りが異なるのですが、実はその違いによって意外に大きな違いがあります。

2種類の紐付きの革靴はどう違うのか、それぞれの特徴と用途について説明します。

内羽根式

まず、革靴の靴ひもを通すための穴が並んでいる部分を「羽根」と呼びます。この羽根が靴の甲の部分と一体化しているなどして大きく開かなくなっている構造が内羽根式で、よりフォーマルな靴になります。

内羽根式のデザインのルーツはイギリスの王室にあるとされています。見た目がシンプルかつ清楚で、かっちりとした印象を与える、由緒あるデザインです。そのため冠婚葬祭などのかしこまったシチュエーションで着用するのに適しています。

外羽根式

羽根が靴の甲の部分に取り付けられており、羽根を大きく開くことができる作りになっているのが外羽根式です。内羽根式に比べるとカジュアルなデザインです。

外羽根式のデザインは、1810年にプロシア軍のブラッヘル将軍が軍靴用として考案したことに由来するとされています。1815年にはナポレオンに立ち向かった「ワーテルローの戦い」でも使用されたそうです。

羽根の部分が全開するので着脱が容易で、フィット感も調節可能です。そのため営業をはじめとするビジネスで着用するのに向いています。

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革靴の種類 ~つま先部分の違い~

次に、つま先の形状などによるデザインの違いも見ていきましょう。以下、5つの代表的なデザインの革靴があり、それぞれフォーマル度やふさわしいシーンが異なります。

最近ではそれほど厳格なルールがあるわけではありませんが、デザインによってこうした違いがあることは覚えておいたほうが良いでしょう。

ストレートチップ

アッパーに真一文字(ストレート)のラインが入ったデザインの革靴です。黒のストレートチップは最もフォーマルなアイテムで、冠婚葬祭にも使えます。内羽根式ならよりフォーマル、外羽根式ならビジネスシューズとしても履きやすいでしょう。

なお、ストレートのラインの部分に穴飾り(メダリオン)をあしらったデザインもあります。よりフォーマルで冠婚葬祭に適しているのは、穴飾りのないシンプルなストレートチップの革靴です。

プレーントゥ

アッパーにデザインが施されていない、つるんとしたデザインの革靴です。モーニングでもない限りある程度フォーマルな服装でも履けて、ビジネスでも使えるユースフルな一足です。ストレートチップとどちらを選ぶかは、好みと言えるでしょう。イギリス陸軍の軍靴が原型のため、外羽根式が多いのも特徴です。

一般的にプレーントゥは外羽根式が多い傾向があります。プレーントゥの内羽根式はよりフォーマルであるだけでなく、高い製靴技術が求められるため値段も高価です。

ウイングチップ

アッパーに鳥が翼を広げたようなデザインが施されている革靴です。クラシカルなデザインに見えますが、実際はカジュアルなアイテム。茶系も人気があります。内羽根式、外羽根式の両方があります。

基本的に、ウイングチップはビジネスシューズなど日常的に履くのに向いた革靴です。茶色は特にカジュアル感が強くなります。フォーマルなシーンでは避けたほうが良いでしょう。

モンクストラップ

ストラップで留める方式の革靴です。かつてモンク(修道士)が履いていたストラップ付きの靴が原型という説も。靴ひもがないので現代的なシューズと思われがちですが、実は伝統的な靴なのでスーツに合わせてもおかしくないアイテムです。写真の様に、2ヶ所で留めるWモンクも人気です。

ビジネスシューズとして紐なしの革靴を選ぶなら、モンクストラップが適しています。フォーマルな場で履いていたとしてもNGなチョイスとはなりません。

Uチップ

モカステッチを使ってアッパーにU字型の革片(チップ)を縫い合わせた革靴です。V字型ならVチップと呼ばれます。ただ、これはいずれも日本式の呼び方で、欧米ではオックスフォードと呼ばれます。本来はカジュアルな靴ですが、日本ではビジネスシューズとして人気があります。

フォーマルシーンにはあまり適していませんが、逆にカジュアル寄りであればジャケパンスタイルなどに幅広く使えます。

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ビジネスマンの足元を支える靴は、スーツとの親和性やデザイン性ももちろん歩きやすさも兼ね備えなければならない大事なアイテムです。スーツだけではなく、靴へのこだわりも忘るべからず、です。

ORIHICAではビジネスシーン、ビジネスカジュアルに最適なシューズを取り揃えています。シューズにあった着こなしも公開していますので、こちらからチェックしてみてください。

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