ネクタイの基本的な結び方解説!結べない初心者でもおしゃれに結べるネクタイも紹介
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ビジネスでスーツを着る際にはシーンに応じてネクタイを選ぶことはもちろん、結び方にも十分に気を遣う必要があります。
結び目が大きくなってしまったり、逆に小さくなってしまったりときちんと結ばなければアンバランスな見た目で、印象も悪くなってしまいます。
本記事では基本的な結び方から、結ぶときのコツなどを解説していきます。
【基礎知識】ネクタイの各名称について
ネクタイの結び方を知る前に、それぞれの名称について知っておくと、より結び方の手順がわかりやすくなります。
まず、ネクタイの幅の広い方を「大剣」、幅の細い方を「小剣」と言います。
ネクタイを結ぶ際には基本的に小剣を軸にして、大剣を動かして結んでいくことになります。
そして、首元の結び目を「ノット」と言います。
ネクタイの結び方は「〇〇ノット」という名前になっていますが、これはそれぞれの結び目の形状から成っています。
そのほか、巻きつけた際に通す輪っかの部分が「ループ」と言い、ここを通すことでネクタイが締まる仕組みになっています。
また、結んだ際には大剣の結び目部分がくぼむ形になることがありますが、これを「ディンプル」と言います。
結び方の説明については、上記名称を基に行われることが多いため、覚えておいてください。
動画とイラストで分かるネクタイの結び方
ネクタイの結び方には多くの種類があります。
いろいろな結び方を知っていればそれだけ応用も効きますが、まずは代表的な結び方から覚えるようにしましょう。
結びやすく、どのようなシーンにも合う結び方として「プレーンノット」「ダブルノット」「セミウィンザーノット」「ウィンザーノット」の4種類を覚えておくと便利です。
では、それぞれの結び方と特徴について、解説していきましょう。
結び目が小さく簡単な「プレーンノット」
「プレーンノット」は最も基本的な結び方で、結び目が小さくなるのが特徴です。
すっきりとした印象になりますが、きつく結ぶよりは多少ゆるめに結んだ方がシルエットも綺麗になります。
ビジネスや冠婚葬祭などほとんどあらゆるシーンで用いることができ、ネクタイの傷みが少ない結び方であることも長所のひとつです。
結び方の手順としては、最初に大剣を小剣の上へ交差させます。
次に、大剣を小剣の裏側に回し、裏側に回した大剣を小剣に一回巻きつけていきます。
そして、大剣を内側からループに通すと結び目ができるので、最後に大剣を通して引っ張って完成です。
難点としては、結ぶのが簡単であるために、左右がアンバランスになりやすいです。
また、強く締めすぎると結び目が小さくなりすぎてしまい、逆にゆるすぎるとだらしない印象を与えてしまうため、塩梅が難しいというデメリットもあります。
長め・細めのネクタイに最適で結び目も綺麗な「ダブルノット」
プレーンノットより少しだけ縦に長く、厚みのある結び目になるのが「ダブルノット」です。
細いネクタイやインポートものなど少し長めのネクタイを結ぶのに特に適した結び方であり、しっかり締めるだけで形が整いやすいのが特徴です。
ダブルノットもあまりシーンを選ばない結び方ですが、結び目がよりしっかりとしているためにフォーマルな場などに適しています。
ダブルノットの結び方はほぼプレーンノットと同じですが、上図3の巻きつけが「2回」になっています。
2回巻きつけた後は、プレーンノットと同様、ループに大剣を差し込んで引っ張れば、ネクタイが締まっていきます。
慣れないうちは大剣の長さが小剣より短くなってしまい、丁度良い長さがわかるまでは結び直すことが多くなるかもしれません。
ダブルノットで結ぶときは、大剣の方を少し長めにとっておくと、バランスが取りやすいです。
また、結び目のボリュームが大きくなるので、幅の広いネクタイや生地に厚みのあるネクタイの場合に用いるのは避けたほうが良いでしょう。
襟が開いたシャツなどにぴったり!英国式の「ウィンザーノット」
オーソドックスな英国式の結び方である「ウィンザーノット」は、正三角形に近い形でボリュームのある大きな結び目になります。
あまり幅の広いネクタイだと結び目が大きくなり過ぎますが、襟の開きが大きいワイシャツや襟そのものが大きな「ワイドカラーシャツ」に合わせるとしっくりと決まります。
ウインザーノットはクラシカルな結び方なので、フォーマルやセミフォーマルなシーンに適しています。
また、胸元をしっかりと主張する結び方なので、就活の面接や大事な商談、プレゼンをするときなどにもおすすめです。
ウインザーノットの結び方はプレーンノットやダブルノットとは大きく変わります。
まず、大剣を小剣の上に交差させた後、首元の後ろから前に大剣を通して巻きつけます。
そして、前に通した大剣を小剣の後ろを伝って、先ほど巻きつけた位置とは反対側に、今度は前から巻きつけます。
両サイドに巻きつけたら、プレーンノットなどと同じように小剣の前から後ろにループを作ります。
最後に、ループに大剣を後ろから前に通してひっぱれば完成です。
ダブルノットよりも巻きつける回数が多くなるため、大剣の方を長めに取っておくか、首元近くで締め始めるようにしないと、長さがちぐはぐになりがちです。
また、巻きつける位置が色々と変わるため、ねじれないように注意しましょう。
より細身の逆三角形でスマートな「セミウィンザーノット」
「セミウィンザーノット」または「ハーフウィンザーノット」と呼ばれることもありますが、これはウィンザーノットよりも小さく、程よい大きさの結び目が作れる結び方です。
レギュラーカラーのワイシャツでも、少しワイドなカラーのワイシャツでも違和感なく、しっかりとした結び目になります。
ウィンザーノットよりも細身でありながら同様に胸元を主張できるため、大事な商談や面接など自分を印象づけたいときにおすすめです。
結び方について、セミウィンザーノットはウィンザーノットの派生ではありますが、最初の手順から異なります。
まず、大剣を小剣の上から交差させたのち、裏側に回した大剣を左側に持ってきます。
そして、回した側の後ろから前に向かって、首元に一度結び目を作ります。
結び目を作った後、大剣を前から回してループを作り、裏側からループに通せば完成です。
セミウィンザーノットは結び方の都合上、非対称の形になりがちで、初めはバランスの取り方が難しいかもしれません。
また、手順も複雑であるので、鏡を見ながら締めるようにしましょう。
ネクタイを結ぶ際のチェックポイントと注意点
ネクタイを実際に締めてみると、大剣が長くなってしまったり、結び目が綺麗にできなかったりということもあります。
ネクタイは首元から、ノージャケットの際は体の中心に来るものであるため、見栄えが悪いと印象も悪くなってしまいます。
また、ビジネスシーンおよびフォーマルシーンでは着用することが必須になることが多いですが、ネクタイに関するマナーも存在します。
では、ネクタイを締める際にはどのような点に気を付ければ良いのかというチェックポイントと、マナーを含めた注意点について解説していきます。
ネクタイの長さはベルトに丁度かかるくらいがベスト
ネクタイは、ネクタイの先がベルトにかかるかかからない長さで締めるように意識します。
長すぎるのも短すぎるのも、見栄えが良くありません。
首回りの長さや結び方によって、大剣と小剣の長さがどれくらい必要になるかは人によって変わるため、何度か結びながら、ベルトにかかる位置にするのに必要な長さの目安を見つけましょう。
また、ネクタイピンを付けるならスーツの第一ボタンの少し上、ボタンを留めたときにピンがちらりと見えるくらいの位置で留めるようにします。
ネクタイピンで留めておくと、ネクタイが垂れ下がらず邪魔にならないので、見た目だけではなく便利です。
ネクタイに「ディンプル」があるとよりスタイリッシュに
「ディンプル」とはネクタイを結ぶときにできる、えくぼのような縦に長いくぼみのことです。
ディンプルがあると立体的に見え、スタイリッシュなイメージを与えることができます。
ディンプルを2つ作る「ダブルディンプル」というものもありますが、これはフォーマル用になります。
ビジネス向けには1つだけ作るのが適しています。
ディンプルは自然にできるものですが、きれいに作るためのコツがあります。
ネクタイを結ぶ際、まずはゆるく形を整えるように巻きます。
次に大剣を親指、中指でつまみ、人差し指はくぼみを整えるように添えます。
そして、できたくぼみを意識しながら結び目を引き上げれば、綺麗なディンプルができあがります。
お葬式におけるネクタイのマナーには要注意
ネクタイを締める際のマナーとして、お葬式においては「ディンプルを作ること」と「ネクタイピンをつけること」はマナー違反になる可能性があります。
ディンプルはネクタイを締めた姿をおしゃれに見せるためのものであり、ネクタイピンはアクセサリーのひとつであるため、厳粛な場であるお葬式にはふさわしくないと考えられています。
そのため、普段からディンプルを作ることに慣れ、無意識にできてしまう場合は注意しておきましょう。
なお、結び方に関しては特にマナーはありませんが、胸元の主張が強くなるウィンザーノットなどよりも、プレーンノットなど一般的な結び方をしておいた方が無難です。
また、お葬式においては弔事用となる黒無地のネクタイを締めなければいけません。
他の色や柄の入ったものはマナー違反となるため、弔事用ネクタイとして一本用意しておくようにしましょう。
初心者におすすめなORIHICA(オリヒカ)のネクタイピックアップ
ORIHICA(オリヒカ)で取り扱いのあるネクタイとして、ネクタイを締めるときの目印となるガイド付きのものや、ノンアイロンで洗って干すだけでもある程度綺麗な形を保てるものなどがあります。
仕事上ネクタイを締める機会が多いのであれば手入れしやすいものがおすすめで、あまり着用する機会がない方にはガイド付きやネクタイピンとセットでリーズナブルなものが良いでしょう。
結び目マーク付きネクタイ
新卒祝いに最適な「リクルート・フレッシャーズ向けネクタイ」も取り揃えています。
こちらの「結び目マーク付きネクタイ」は特徴として、結び目部分にネクタイを締める際のガイドとなるよう、ORIHICA(オリヒカ)のロゴマークが刺繍されており、まだネクタイを結ぶのに慣れていない方におすすめのものとなっています。
デザインもビジネスにぴったりのストライプ柄、紺やグレーなど落ち着いた色で展開されています。
自宅での洗濯も可能で長く使えるため、最初の一本にふさわしいネクタイと言えるでしょう。
NON-IRONウォッシャブルタイ
自宅で洗濯可能で、アイロンをかけずに吊り干しするだけで着用できるノンアイロンのウォッシャブルネクタイです。 多少シワが残っても、中低温で当て布をした状態でアイロンがけするだけで手入れはOK!
デザインとカラーバリエーションも豊富で、光沢・質感はシルクと同等のポリエステル素材「シルック」を用いているために、使いやすいながらも高級感のあるネクタイとなっています。
【WEB限定】箱付きネクタイピン ネクタイセット
こちらはネクタイピンとセットになったプレゼント用アイテムです。
無地とストライプの2種で展開されており、色味もビジネスで使いやすいものとなっています。
ネクタイピンがあると、お辞儀の際にも垂れることはなく、見た目にも引き締まった印象となるので一本持っておくと非常に便利です。
成人式や入学式、普段はネクタイを締めることはなくても結婚式などのイベント参加時のみ必要となる人といった、時折スーツを着る機会がある人にぴったりでしょう。
こちらはWeb限定の商品になりますので、購入の際はご注意ください。
【WEB限定】箱付きネクタイピン ネクタイセットの一覧を見る
自分に合った結び方選びと慣れが大事
ネクタイの結び方はすべて覚えなければいけないというものではなく、自分が結びやすいものをいくつか選び、その結び方に慣れていく方が大事です。
例えば合わせやすいダブルノットと、フォーマル用にセミウィンザーノットの2種類をしっかり覚えておくといった選び方も良いでしょう。
慣れない結び方だと仕上がりも悪く、また結ぶのにも時間がかかってしまいます。
また、ネクタイはスーツやシャツとのトータルコーディネートで映えるものです。
ネクタイの結び方を覚えるのに併せて、より結び方に合ったアイテム選びをおすすめします。
ORIHICAスタッフによるネクタイを用いたコーディネートも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
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